Google Workspace MCP — Gmail / Calendar / Drive / Sheets / Docs / Tasks / Meet を1つの npx で統合

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aaronsb 氏が公開する統合型 Google Workspace MCP。Gmail・Calendar・Drive・Sheets・Docs・Tasks・Meet の7サービスを1つの npm パッケージから操作できる。`@aaronsb/google-workspace-mcp` を OAuth 認証で起動するだけで、メール・予定・ドキュメントを横断した AI ワークフローを構築可能。

業務アプリ・DXGoogle WorkspaceGmailGoogle CalendarGoogle DriveOAuth業務統合
最終確認:
2026-05-14
ライセンス:
MIT

設定方法

{
  "mcpServers": {
    "google-workspace": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@aaronsb/google-workspace-mcp"],
      "env": {
        "GOOGLE_CLIENT_ID": "your-client-id",
        "GOOGLE_CLIENT_SECRET": "your-client-secret"
      }
    }
  }
}

概要

Google Workspace MCP は aaronsb 氏が公開する TypeScript 製の統合型 MCP サーバーです(npm: @aaronsb/google-workspace-mcp / GitHub: aaronsb/google-workspace-mcp / MIT ライセンス / v2.7.1 / 2026-05-11 更新)。

Gmail・Google Calendar・Google Drive・Google Sheets・Google Docs・Google Tasks・Google Meet の 7 サービスを1つの MCP パッケージから操作できるのが最大の特徴です。個別 MCP(cocal/google-calendar-mcp 等)が「サービスごとに別の MCP を起動」する設計なのに対し、こちらは「1つの npx でメール・予定・ドキュメントを横断した AI ワークフロー」を構築できます。

複数 Google アカウントの切り替え(個人 / 業務)、ハンドラ単位の操作チェーン(queue_operations)など、業務利用を想定した機能が揃っています。

個別 MCP との使い分け

用途おすすめ
カレンダーだけ・Drive だけ操作したい個別 MCP(google-calendar / google-drive
メール・予定・ドキュメントを横断した AI 業務を組みたい本 MCP(google-workspace-mcp)
複数アカウント(個人 / 業務)を切り替えたい本 MCP

導入手順

前提条件

  • Node.js 18 以上
  • Google Cloud Console で OAuth 2.0 クライアント ID(デスクトップアプリ)を作成
  • 使うサービスの Google API を有効化(Gmail API / Calendar API / Drive API / Sheets API / Docs API / Tasks API / Meet API のうち必要なもの)

ステップ

  1. Google Cloud Console で OAuth 2.0 クライアント ID(Desktop app)を作成し、必要なスコープを設定。クライアント ID とクライアント シークレットを控える
  2. ページ上部のタブから使用環境(Claude Desktop / Cursor / Cline)を選択し、JSON 設定をコピー
  3. JSON 設定の env フィールド内 GOOGLE_CLIENT_ID / GOOGLE_CLIENT_SECRET を、ステップ1で控えた値に書き換える
  4. 編集後の JSON を設定ファイルに追記して保存し、クライアントを再起動
  5. 初回起動時にブラウザが立ち上がり Google 認証 → 完了後、OAuth トークンが ~/.local/share/google-workspace-mcp/credentials/ に、アカウント レジストリが ~/.config/google-workspace-mcp/accounts.json に保存される
  6. 複数アカウントを使う場合は manage_accounts で追加・切替

使い方の例

「Gmail の未読メールから優先度が高そうな3件を要約し、それぞれを Google Tasks に登録して」

「来週月曜の打ち合わせ予定をカレンダーに入れて、議事録テンプレートを Docs で用意し、Drive の共有フォルダに保存して」

「先月の売上スプレッドシート(Drive 上)を集計し、結果を Docs のレポートとしてまとめてメールで関係者に送って」

「個人アカウントと業務アカウントの今日の予定を両方まとめて教えて」

提供されるツール

公式 README から逐語抽出した 11 種類のハンドラ(各ハンドラは内部で複数のサブアクションを持つ統合型):

コアサービス

  • manage_email — Gmail 操作(送受信・検索・ラベル管理 等)
  • manage_calendar — Google Calendar 操作(予定作成・更新・検索)
  • manage_drive — Google Drive 操作(ファイル一覧・アップロード・共有)
  • manage_sheets — Google Sheets 操作(読み取り・書き込み・集計)
  • manage_docs — Google Docs 操作(作成・編集・共有)
  • manage_tasks — Google Tasks 操作(タスクリスト・タスク管理)
  • manage_meet — Google Meet 操作(会議リンク作成・管理)

マルチアカウント / コンポジション

  • manage_accounts — 複数 Google アカウントの追加・切替・削除
  • manage_scratchpad — 一時的なコンテンツ作成・編集スペース
  • manage_workspace — ワークスペース横断のファイル操作
  • queue_operations — 複数操作の順次チェーン実行

注意事項

  • 各 Google API は無料枠の範囲内で利用可能ですが、大量利用時はクォータ制限に注意してください。
  • OAuth クライアント ID は デスクトップアプリ型で作成してください(Web アプリ型では認証フローが異なります)。
  • 認証情報(credentials / token)は ~/.local/share/google-workspace-mcp/credentials/ に平文で保存されるため、共有マシンでの利用は注意してください。
  • 本 MCP は aaronsb 氏(個人)のコミュニティ実装で、Google 公式提供ではありません。

主なユースケース

  1. 「Gmail の未読メールから今日の優先タスクを抽出して、Google Tasks に登録して」と頼み、`manage_email` + `manage_tasks` を連携
  2. 「このメールに合わせて Calendar に予定を入れて、議事録テンプレを Docs に用意して」と頼み、Gmail → Calendar → Docs を横断処理
  3. 「先週の Drive 上のシートを集計して、結果を Docs にレポートとしてまとめて」と頼み、`manage_drive` + `manage_sheets` + `manage_docs` を連鎖
  4. 個人 / 業務の複数 Google アカウントを `manage_accounts` で切り替え、スケジュールやメールを統合的に確認
  5. `queue_operations` で複数操作を順次チェーン実行し、複雑なワークフローを1リクエストで完結

プラットフォーム別の注意事項

  • WindowsPowerShellからの `npx` 実行に追加設定は不要です。
  • Google Cloud Console で OAuth 2.0 クライアント ID(デスクトップアプリ)を作成し、必要なスコープ(Gmail / Calendar / Drive 等)を有効化したうえで、環境変数 `GOOGLE_CLIENT_ID` / `GOOGLE_CLIENT_SECRET` をクライアント設定の `env` フィールドに記入してください。認証情報は XDG Base Directory 標準で `~/.local/share/google-workspace-mcp/credentials/`(OAuth トークン・アカウントごと)と `~/.config/google-workspace-mcp/accounts.json`(アカウント レジストリ)に保存されます。