Google Analytics MCP(surendranb 版)
- 最終確認:
- 2026-05-25
- ライセンス:
- Apache-2.0
Google Analytics(GA4)とは
Google Analytics 4(GA4)は、Web サイトやアプリの「誰が・どこから・何を見たか」を計測する世界標準のアクセス解析ツールです。Google が無料で提供しており、企業の Web サイト・個人ブログ・モバイルアプリまで、ほぼすべての Web プロパティで採用されている事実上の標準です。
PV(ページビュー)・セッション数・直帰率・流入チャネル(検索 / SNS / 直接など)・ユーザー属性・コンバージョン率など、Web 運営に必要なほぼ全ての指標を計測できます。GA4 管理画面でレポートを見る という作業を多くのマーケター・編集者が日常的に行っていますが、これを AI に任せることで「データを見る時間ではなく、データから考える時間」に集中できます。
GA4 × AI でできること
この MCP サーバーを導入すると、GA4 のデータを AI への一言で取得・分析できます。
📰 PV ランキング
「先週のページ別 PV を上位 10 件」
→ ページ別アクセス数を即取得
📅 期間で比較
「先月と今月のセッション数を比較して」
→ 期間を指定してデータ抽出・比較
📊 流入分析
「オーガニック検索と SNS 流入の比率と強化案」
→ チャネル比率 + 改善提案
🔍 改善ポイント発見
「直帰率が高いページを 5 件挙げて改善アイデア」
→ 問題ページ特定 + 仮説提示
提供される主なツール
Google Analytics MCP(surendranb 版)が公式に提供する主な機能領域:
| 機能カテゴリ | 主なツール |
|---|---|
| ページ・コンテンツ分析 | ページ別 PV / セッション / 滞在時間の取得 |
| 流入チャネル | オーガニック / リファラル / SNS / Direct 別の流入分析 |
| ユーザー属性 | デバイス / 国 / 言語 / 新規 vs リピーター |
| コンバージョン | コンバージョン・イベント系メトリクスの参照(汎用データ取得ツール経由) |
| GA4 ディメンション | 200+ の GA4 標準ディメンション・指標へのアクセス |
| 日付範囲指定 | 日次 / 週次 / 月次 / カスタム期間でのデータ抽出 |
API 実装名について: 個別のツール名は公式リポジトリ でご確認ください。GA4 Data API の主要機能をカバーしています。
Google Analytics MCP について
🔀 同名の MCP が 2 種類あります(混同注意): Google Analytics MCP には コミュニティ製の
surendranb/google-analytics-mcp(本ページ) と、Google 公式のgoogleanalytics/google-analytics-mcpの 2 種類があります。実装は別物のため、用途に応じて選択してください。
観点 本ページ(surendranb 版) Google 公式版 提供元 コミュニティ実装(個人) Google Analytics チーム公式 ステータス active(プロダクション利用実績あり) 実験的提供(experimental) ライセンス Apache-2.0 Apache-2.0 実行方法 uvxpipx認証 サービスアカウント JSON Application Default Credentials Plugy の利用実績 ◎(本サイトでも利用中) — 公式情報 GitHub Google 公式ドキュメント 本ページではコミュニティ版(surendranb 版)を解説します。Google 公式版を使いたい場合は公式ドキュメント を直接ご参照ください。
Google Analytics MCP(surendranb/google-analytics-mcp)は、surendranb 氏が公開するコミュニティ製 MCP サーバーです。サービスアカウント認証で GA4 Data API に接続し、200+ の GA4 ディメンション・指標に AI から自然言語でアクセスできます。Plugy 自身もこの MCP を使ってトラフィック分析を行い、掲載ツールの優先順位決定に活用しています。
スペック
- 配布形態: PyPI パッケージ(
google-analytics-mcp)+uvxランナー - 認証: Google Cloud サービスアカウント(
GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS) - 必須環境変数:
GA4_PROPERTY_ID(数値 ID・測定 IDG-XXXXではない) - 提供元: コミュニティ実装(surendranb/google-analytics-mcp)/ Apache-2.0
- 対応 API: GA4 Data API
- 公式リポジトリ: github.com/surendranb/google-analytics-mcp
導入手順
前提条件
- uv がインストール済み
- Google Cloud プロジェクトと GA4 プロパティへのアクセス権限
ステップ 1: Google Cloud でサービスアカウントを作成
- Google Cloud コンソール を開き、対象プロジェクトを選択
- 「IAM と管理」→「サービスアカウント」→「サービスアカウントを作成」をクリック
- 任意の名前(例:
ga4-mcp-reader)を入力して作成 - 作成したサービスアカウントの「キー」タブから「鍵を追加」→「新しい鍵を作成」→「JSON」を選択してダウンロード
ステップ 2: GA4 プロパティにサービスアカウントを追加
- GA4 管理画面 を開き、対象プロパティを選択
- 「管理」→「プロパティのアクセス権限管理」→「+」をクリック
- ステップ 1 で作成したサービスアカウントのメールアドレスを入力し、ロール「閲覧者」を付与
ステップ 3: GA4 プロパティ ID を確認
GA4 管理画面の「管理」→「プロパティ設定」に表示される数値のみの ID(例: 123456789)をメモします。
※ 測定 ID(G-XXXXXXXX 形式)とは異なります。
ステップ 4: MCP 設定を追加
ページ上部のタブから使用環境を選択して JSON 設定をコピーし、以下の値を置き換えてください:
/path/to/service-account-key.json→ ステップ 1 でダウンロードした JSON ファイルの絶対パスYOUR_GA4_PROPERTY_ID→ ステップ 3 で確認したプロパティ ID
設定ファイルに追記後、AI クライアントを再起動します。
注意事項
- サービスアカウントキーの JSON ファイルは機密情報です。ソースコードに含めず、
.gitignoreに追加して管理してください。 - GA4 プロパティ ID は数値形式(例:
123456789)で指定します。測定 ID(G-XXXXXXXX)を誤って入力しないよう注意してください。 - 本 MCP は GA4 Data API のレポートデータ(集計済み) を取得します。リアルタイム(現在のアクティブユーザー)取得用の専用ツールは提供されていません。
- 大量のデータを一度に取得しようとすると GA4 API のクォータに達する場合があります。期間を絞って分割取得することをおすすめします。
- 本 MCP はコミュニティ実装(surendranb 氏)です。Google 公式版(
googleanalytics/google-analytics-mcp)への切替を検討する場合は本文上部の比較テーブル・公式ドキュメント を参照してください。
設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop: Anthropic 公式のデスクトップ版 Claude アプリ
{
"mcpServers": {
"google-analytics": {
"command": "uvx",
"args": ["--from", "google-analytics-mcp", "ga4-mcp-server"],
"env": {
"GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS": "/path/to/service-account-key.json",
"GA4_PROPERTY_ID": "YOUR_GA4_PROPERTY_ID"
}
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ
{
"mcpServers": {
"google-analytics": {
"command": "uvx",
"args": ["--from", "google-analytics-mcp", "ga4-mcp-server"],
"env": {
"GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS": "/path/to/service-account-key.json",
"GA4_PROPERTY_ID": "YOUR_GA4_PROPERTY_ID"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張
{
"mcpServers": {
"google-analytics": {
"command": "uvx",
"args": ["--from", "google-analytics-mcp", "ga4-mcp-server"],
"env": {
"GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS": "/path/to/service-account-key.json",
"GA4_PROPERTY_ID": "YOUR_GA4_PROPERTY_ID"
}
}
}
}
主なユースケース
- 「直近 7 日間のページ別 PV と流入チャネル」と聞くと AI が集計・要約してくれる
- 流入チャネル別のセッション数を比較し、反応の大きい流入元やコンテンツを特定できる
- GA4 データからコンテンツ制作の優先順位を AI に提案させられる
- セッション数・直帰率・滞在時間などをまとめて AI にレポート形式で出力させられる
プラットフォーム別の注意事項
- Windows:Claude Desktop(ネイティブ版)では `GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS` のパスは Windows パス形式(例: `C:\Users\username\key.json`)で指定してください。Claude Code(WSL2 環境)では Linux 形式のパスを使用します。
- プロキシ環境:Google Cloud API への HTTPS 通信が必要です。社内プロキシ環境では `HTTPS_PROXY` 環境変数を合わせて設定してください。