国会会議録検索 MCP Server(コミュニティ実装)
- 最終確認:
- 2026-05-26
- ライセンス:
- ISC
【編集部実機検証済み】 本記事は Plugy 編集部が Docker Hub イメージ(
seiichi3141/kokkai-giji-mcp:latest)を取得し、MCP サーバーとして起動して 3 ツール全件(search_meetings_simple/search_meetings_full/search_speeches)と 6 プロンプトを実走して動作を確認しています。検証時点: 2026-05-23(本記事掲載の検索件数は 2026-05-24 に中立クエリで再確認)。検証で判明した重要な点 = ①3 ツールすべて国立国会図書館の国会会議録検索システム API から実データを返す(編集部実測:『少子化』で 21540 件・予算委員会×『防衛』で 4551 件・本会議×『予算』で 5680 件)/ ②各結果に発言 ID・会議録 ID・会議録 URL・PDF リンクが付き、一次ソースに直接たどれる / ③国立国会図書館公式の MCP ではなく コミュニティ実装 / ④npm 未公開(Docker Hub イメージまたはローカルの Node ビルドで動作)/ ⑤LICENSE ファイルは不在で、package.jsonの"license": "ISC"記述に依拠 / ⑥最終更新 2025-08-18・Star 30(2026-05-23 時点)。
国会会議録検索とは
国会会議録検索システムは、国立国会図書館が運営する「国会の発言記録を全文検索できる公式の公開システム」(kokkai.ndl.go.jp)です。第 1 回国会(1947 年)以降の衆議院・参議院の本会議・委員会の会議録が収録されており、発言者・会派・会議名・期間・キーワードで横断検索できます。国立国会図書館は検索用の 公開 API を提供しており、認証不要で誰でも利用できます。
本 MCP は、この国会会議録検索システム API を AI から自然言語で扱えるようにする コミュニティ実装のラッパー です(GitHub ユーザー seiichi3141 製。リポジトリ名は「国会議事録検索 MCP」ですが、接続先は国立国会図書館の国会会議録検索システムです)。「どの議員が、いつ、どの会議で、何を発言したか」を AI に調べさせ、発言全文や会議録 PDF まで一度に取得できます。
国会会議録 × AI でできること
この MCP サーバーを導入すると、国会の発言記録を AI への一言で呼び出せます。
🔍 発言をキーワード・発言者で探す
「『少子化』について述べた発言を探して」
→ search_speeches が発言全文+発言者・会派・日付・発言 ID を返す
(編集部実測:『少子化』で 21540 件。発言者・会派・期間でも絞り込み可)
🏛 テーマで会議を一覧する
「『防衛』が議論された予算委員会を一覧で」
→ search_meetings_simple が会議の基本情報+該当発言リストを最大 100 件
(編集部実測:予算委員会×『防衛』で 4551 件・本会議で 8834 件)
📄 会議の全発言を会議録 URL 付きで
「『予算』が議論された本会議の全発言を会議録 URL 付きで」
→ search_meetings_full が全発言本文+会議録 URL(PDF がある会議録は PDF も)を最大 10 件
(編集部実測:本会議×『予算』で 5680 件・会議録 URL 付与を確認)
🔗 一次ソースへ直リンク
各結果に発言 ID・会議録 ID・個別発言 URL・PDF が付くため、
AI の回答から国立国会図書館の原文(国会会議録)へ直接たどれる。
提供される 3 ツール
国会会議録検索 MCP が提供するツール(公式 README 逐語抽出 + 編集部実機検証)。3 ツールとも 22 個の共通パラメータ(院名・会議名・キーワード・発言者・期間・国会回次・会派・役割など)で絞り込めます。
| ツール名 | 機能 | 最大取得件数 |
|---|---|---|
search_meetings_simple | 会議単位簡易出力。会議の基本情報+該当発言リストを取得 | 100 件 |
search_meetings_full | 会議単位出力。会議の全発言本文+会議録 URL・PDF を含む詳細データを取得 | 10 件 |
search_speeches | 発言単位出力。個別の発言本文+発言者・会派・日付・発言 ID を取得 | 100 件 |
検索を補助する 6 プロンプト(編集部実機検証で確認)
ツールに加え、AI に効果的な検索のさせ方を指示する 6 つのプロンプトが用意されています。
| プロンプト名 | 用途 |
|---|---|
search_with_urls | 発言 URL を必ず含めて回答させる |
search_diet_proceedings | 効率的な検索戦略のガイド |
analyze_speech_patterns | 発言パターンの分析 |
track_legislative_progress | 法案審議の追跡 |
find_specific_speaker | 特定発言者の検索 |
search_by_topic | トピック別の議論検索 |
国会会議録検索 MCP Server について
本 MCP は、GitHub ユーザー seiichi3141 による TypeScript 製コミュニティ MCP サーバー です。リポジトリは github.com/seiichi3141/kokkai_giji_mcp(default branch: main)。
スペック
- 配布形態: Docker Hub イメージ
seiichi3141/kokkai-giji-mcp(推奨)または GitHub からローカルに clone してnpm install && npm run build(npm パッケージは未公開) - 実行形態: 標準入出力(stdio)型の MCP サーバー
- サーバー名/バージョン:
kokkai-giji-mcpv1.0.1(編集部が起動時に実測) - ライセンス: ISC(
package.jsonの"license": "ISC"記述・LICENSE ファイルは不在) - Star: 30(2026-05-23 時点)
- 最終 push: 2025-08-18
- 認証: 不要(国立国会図書館の公開 API を参照)
- データ範囲: 第 1 回国会(1947 年)以降の衆参両院の会議録
導入手順
1. Docker のインストール
Docker Desktop(macOS / Windows)または Docker Engine(Linux)を導入します。
2. イメージの取得
docker pull seiichi3141/kokkai-giji-mcp:latest
3. クライアント設定の登録
上記「クライアント別設定」の JSON を claude_desktop_config.json 等に追記してください。クライアント起動時に毎回コンテナが起動し、終了時に自動破棄(--rm)されます。
4. 動作確認
クライアントを再起動し、「『年収の壁』について国会でどんな発言があったか調べて」「予算委員会で防衛について議論された会議を一覧で」のように依頼してみてください。
注意事項
- 国立国会図書館公式の MCP ではありません。国立国会図書館は公式 MCP サーバーを提供しておらず、本 MCP は GitHub ユーザー
seiichi3141によるコミュニティ実装(公開 API のラッパー)です。 - npm 未公開です。
npxでは動かず、Docker Hub イメージまたは GitHub からのローカル Node ビルド(npm install && npm run build後にnode dist/index.js)でのみ動作します。 - LICENSE ファイルが不在です。
package.jsonの"license": "ISC"記述に依拠しています。二次利用・商用利用前にメンテナへ確認するのが安全です。 - 最終更新は 2025-08-18 です(2026-05-23 時点で約 9 か月)。国立国会図書館 API の仕様変更があった場合に追従されない可能性があります。
- 国会会議録の利用について: 国会会議録は国立国会図書館の 利用規約 に従って利用してください。発言記録は公開情報ですが、二次利用時は出典(国立国会図書館 国会会議録検索システム)を明記するのが安全です。
- AI による要約は誤りを含む可能性があります。本 MCP の役割は「国会会議録の正確な検索・取得」に限定されます。要約・論点整理・賛否判断は AI(LLM)の汎用機能が担うため、重要な判断には必ず付与される会議録 URL・PDF で原文を確認してください。
- 本記事は編集部が実際に動かして検証済です(2026-05-23・Docker Hub イメージを MCP サーバーとして起動し 3 ツール全件 + 6 プロンプトを実走)。
設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop: Anthropic 公式のデスクトップ版 Claude アプリ
{
"mcpServers": {
"kokkai-giji": {
"command": "docker",
"args": [
"run",
"--rm",
"-i",
"seiichi3141/kokkai-giji-mcp:latest"
]
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ
{
"mcpServers": {
"kokkai-giji": {
"command": "docker",
"args": [
"run",
"--rm",
"-i",
"seiichi3141/kokkai-giji-mcp:latest"
]
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張
{
"mcpServers": {
"kokkai-giji": {
"command": "docker",
"args": [
"run",
"--rm",
"-i",
"seiichi3141/kokkai-giji-mcp:latest"
]
}
}
}
主なユースケース
- 「『少子化』について述べた発言を探して」と頼むと `search_speeches` が発言全文+発言者・会派・日付・発言 ID を返す。発言者・会派・期間でも絞り込める(編集部が実際に動かして、キーワード『少子化』で 21540 件取得を確認)
- 「『防衛』が議論された予算委員会を一覧で」`search_meetings_simple` で会議の基本情報+該当発言リストを最大 100 件取得できる(編集部が実際に動かして、予算委員会×『防衛』で 4551 件・本会議で 8834 件を確認)
- 「『予算』が議論された本会議の全発言を会議録 URL 付きで」`search_meetings_full` で会議の全発言本文+会議録 URL(PDF がある会議録は PDF リンクも)を最大 10 件取得できる(編集部が実際に動かして、本会議×『予算』で 5680 件・会議録 URL 付与を確認)
- 各結果に発言 ID・会議録 ID・個別発言 URL・PDF が付くため、AI の回答から一次ソース(国立国会図書館の国会会議録)に直接たどれる(編集部が実際に動かして確認)