e-Gov 法令 MCP Server

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最終確認:
2026-05-26
ライセンス:
MIT
無料で使えるオープンソースです(商用利用も可)

【編集部実機検証済み】 本記事は Plugy 編集部が e-gov-law MCP を Claude Code に登録し、賃貸借契約・業務委託契約・雇用契約・法改正キャッチアップの 4 シナリオで全 8 ツールを実走して動作を確認しています。検証時点: 2026-05-21。

e-Gov 法令検索 とは

e-Gov 法令検索は、デジタル庁が提供する日本の全法令データへの無料アクセス手段です。憲法・法律・政令・省令・規則・条例など、日本の現行法令を体系的に検索できる公式の公開システムで、API も無料で提供されています。

弁護士・行政書士・社労士・税理士などの法務専門家はもちろん、企業のコンプライアンス担当者・行政担当者・新規事業立ち上げ担当者など、「法令の正確な条文を参照する必要がある」あらゆる業務で使われています。e-Gov 自体は公式サービスですが、本 MCP は API クライアントとしての位置づけです。

e-Gov 法令 × AI でできること

この MCP サーバーを導入すると、日本の法令データを AI への一言で参照できます。

🔍 関連法令の横断検索

「フードデリバリー事業の関連法令を全部」
→ 食品衛生法・道路交通法・労働法を横断検索

🔔 法改正モニタリング

「2026 年施行予定の改正労働関連法令」
→ 改正内容・施行日・対応事項を一覧化

📝 契約書レビュー

「この業務委託契約を民法・下請法・独禁法でレビュー」
→ 法令根拠を示しながら問題点指摘

📋 許認可要件確認

「新規事業の許認可要件を法令から抽出して」
→ 根拠条文 + 申請フロー

提供される主なツール

e-Gov 法令 MCP Server が公式に提供するツール(README 明記範囲・8 ツール・>8 ではないため個別記載):

ツール名役割
find_law_articleAI ベースのパターンマッチングによる条文検索
search_lawsフィルタ・ページネーション対応の法令検索
search_laws_by_keywordハイライト付き全文キーワード検索
get_law_content法令全文取得(800KB 制限)
batch_find_articles一括検索(最大 200 件)
prefetch_common_lawsよく使う法令のキャッシュ最適化
get_cache_statsキャッシュ性能のリアルタイム監視
clear_cacheキャッシュ削除

「条文検索 → 全文取得 → キャッシュ最適化」までを 1 つの MCP でカバーする構成で、繰り返し参照する法令の取得を高速化する設計です。

e-Gov 法令 MCP Server について

e-Gov 法令 MCP Server は、ryoooo 氏が公開するコミュニティ製の Python MCP サーバーです。デジタル庁公式の MCP ではありません(e-Gov 法令検索 API 自体は公式サービス)。FastMCP ベースで実装されており、3 階層 LRU キャッシュ・16 主要法令の直接マッピング・20 法令略称変換などの最適化が組み込まれています。

PyPI には公開されておらずgit clone + uv sync でローカルセットアップが必要です。Python 環境(uv)を扱える中級者以上向けの構成ですが、APIキー不要・完全無料で全法令データにアクセスできる点は大きな魅力です。

スペック

  • 配布形態: GitHub リポジトリの git clone + uv sync(PyPI 未公開)
  • 認証: 不要(e-Gov API 自体が認証不要)
  • 動作環境: Python 3.10+ + uv ランナー
  • 提供元: コミュニティ実装(ryoooo/e-gov-law-mcp)/ MIT
  • API 提供元: デジタル庁(公式 e-Gov 法令検索 API)
  • 対応範囲: 法令検索・全文取得・キャッシュ管理
  • 公式リポジトリ: github.com/ryoooo/e-gov-law-mcp

導入手順

前提条件

  • Python 3.10 以上
  • uv(Python パッケージマネージャ)

セットアップ

git clone https://github.com/ryoooo/e-gov-law-mcp.git
cd e-gov-law-mcp
uv sync

ステップ

  1. リポジトリを git clone して uv sync で依存関係をインストール
  2. ページ上部のタブから使用環境(Claude Desktop / Cursor / Cline)を選択し、JSON 設定をコピー
  3. /path/to/e-gov-law-mcp を上記でクローンしたディレクトリの絶対パスに置き換え
  4. コピーした JSON を設定ファイル(claude_desktop_config.json など)に追記して保存
  5. クライアントを再起動

注意事項

  • 対象ユーザー: 本 MCP は PyPI 未公開のため git clone + uv sync のローカルセットアップが必要です。Python 環境(uv)の操作に慣れた中級者以上向けの構成です。Python に不慣れな場合は、まず uv のインストール(公式ガイド)から始めてください。
  • e-Gov 法令検索 API は政府 API のため、サービス停止・仕様変更が予告なく行われる場合があります。
  • AI による法令解釈はあくまで参考です。重要な法的判断は必ず弁護士・行政書士に相談してください。
  • 法令データのリアルタイム性については、e-Gov の更新スケジュールに依存します(施行日と公開タイミングに若干のラグがある場合があります)。
  • 本 MCP はコミュニティ実装(ryoooo 氏)です。デジタル庁公式 MCP ではありません。

設定方法

MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。

Claude Desktop: Anthropic 公式のデスクトップ版 Claude アプリ

{
  "mcpServers": {
    "e-gov-law": {
      "command": "uv",
      "args": [
        "run",
        "--directory",
        "/path/to/e-gov-law-mcp",
        "python",
        "run_server.py"
      ]
    }
  }
}

主なユースケース

  1. 「この業務に関係する法令を全部教えて」と聞くだけで関連法令を横断検索・要約してくれる
  2. 法改正情報を自動監視し、自社業務への影響を AI が事前に分析・アラートできる
  3. 契約書・規程作成時に根拠法令を自動引用し、コンプライアンス上の穴を発見できる
  4. 新規事業の許認可要件を法令から自動抽出し、申請スケジュールを立案できる

プラットフォーム別の注意事項

  • Windows`uv` を使うには事前インストールが必要です(https://docs.astral.sh/uv/)。リポジトリは事前に `git clone` してから `/path/to/e-gov-law-mcp` を実際のパスに置き換えてください。
  • プロキシ環境社内プロキシ環境では `HTTPS_PROXY` 環境変数の設定が必要な場合があります。
  • 本 MCP は PyPI 公開されていないため、`git clone` + `uv sync` でローカルセットアップが必要です。一般ユーザー向けには敷居がやや高い構成です。

📖 このツールを使ったガイド