Perplexity とは
Perplexity は、Web 上の最新情報を「引用付き」で回答する AI 検索エンジンです。質問を投げると、関連 Web ページをリアルタイムで検索し、根拠となるソースを脚注として添えた回答を生成します。
検索結果をそのまま並べるのではなく、AI が複数ソースを統合して回答を組み立てるため、リサーチメモ・調査レポート・技術調査のように「根拠の追えるアウトプット」を必要とする場面で力を発揮します。深掘り用の Deep Research・推論用の Reasoning Pro など、用途別のモデルラインナップも揃っています。
統合された回答ではなく 検索結果そのもの(Web・ニュース・ローカル)を独自インデックスで取得したい場合は、Brave 公式の Brave Search MCP Server が向いています。Perplexity は根拠付きの回答生成、Brave は検索結果の取得、という違いがあります。
これは Perplexity 公式のツールです。
Perplexity × AI でできること
この MCP サーバーを導入すると、Perplexity の各モデル・検索 API に AI への一言でアクセスできます。
🔍 調べる(ソース付き)
「日本の生成AIスタートアップの直近の資金調達ニュースをソース付きで5件まとめて」
→ perplexity_ask で web-grounded 回答 + 番号付き引用を取得
📚 深掘りする
「MCPサーバーのエコシステム動向を、複数ソース横断で詳細レポートして」
→ perplexity_research(sonar-deep-research)で 30 秒以上かけて深掘り調査
🧠 推論する
「このアルゴリズムの計算量を、根拠の引用とともに分析して」
→ perplexity_reason(sonar-reasoning-pro)で段階的推論 + 引用付き応答
📊 検索結果をデータで取得する
「○○についてランキング付きの検索結果をそのままデータで」
→ perplexity_search で AI 合成なしの素のランキング結果(メタデータ込み)を取得
提供される主なツール
Perplexity MCP Server が公式に提供するツール(全 4 種):
| ツール名 | 役割 |
|---|---|
perplexity_search | Perplexity Search API による直接 Web 検索。タイトル・URL・スニペット・日付付きのランキング結果リストを返す(AI 合成なし) |
perplexity_ask | sonar-pro モデルによる web-grounded 会話型 AI 回答。リアルタイム Web 検索 + 番号付き引用付きテキスト応答 |
perplexity_research | sonar-deep-research モデルによる複数ソース横断の詳細リサーチ。文献レビュー・包括的概観・多数ソースを要する調査向け |
perplexity_reason | sonar-reasoning-pro モデルによる高度な推論・問題解決。数学・論理・比較・chain-of-thought が必要なタスク向け |
perplexity_research は他ツールより明確に時間がかかります(30 秒以上)。なお search_recency_filter / search_domain_filter / search_context_size などの絞り込みパラメータは perplexity_ask / perplexity_reason で利用できます(perplexity_research のオプションは reasoning_effort / strip_thinking、perplexity_search は max_results / country 等)。
Perplexity MCP Server について
Perplexity MCP Server は、Perplexity 社が公式に提供する MCP サーバーです。Perplexity API を経由して、Sonar 系モデル(sonar-pro / sonar-deep-research / sonar-reasoning-pro)と Search API を AI エージェントから直接呼び出せます。
「Web 上の最新情報を引用付きで答える」という Perplexity の特徴を MCP 経由で取り込めるため、Claude や Cursor から「ソース付きで答えて」「複数ソースを横断して深掘りして」といった指示が成立する構成です。
スペック
- 配布形態: npm パッケージ(
@perplexity-ai/mcp-server)+ Node.js 18+ - 認証: API Key(
PERPLEXITY_API_KEY環境変数) - 提供元: Perplexity AI(公式)
- 対応範囲: Web 検索 / 会話型 AI 回答 / 深掘りリサーチ / 推論
- 公式ドキュメント: github.com/perplexityai/modelcontextprotocol
導入手順
前提条件
- Node.js 18 以上
- Perplexity APIキー(perplexity.ai のアカウント設定から発行)
ステップ
- Perplexity にサインアップし、API 設定から API キーを発行
- ページ上部のタブから使用環境を選択し、JSON 設定をコピー
<your-perplexity-api-key>を取得した API キーに置き換える- コピーした JSON を設定ファイルに追記して保存し、クライアントを再起動
Claude Code を使う場合
ターミナルで以下のコマンドを実行するだけで登録できます(公式 README 準拠)。
claude mcp add perplexity --env PERPLEXITY_API_KEY="<your-perplexity-api-key>" -- npx -y @perplexity-ai/mcp-server
注意事項
- Perplexity API は従量課金です。Sonar モデルごとに料金が異なるため、料金ページで事前に確認してください。
- API キーは秘密情報です。ソースコードやチャット履歴に含めないよう注意してください。
perplexity_researchは応答時間が 30 秒以上かかる場合があります。タイムアウト設定にご注意ください。- 検索結果は Web 上の外部情報を含むため、重要な意思決定の根拠とする場合は引用元の一次ソースを確認してください。
設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop / Claude Code: Claude Desktop(公式デスクトップアプリ)と Claude Code(公式CLI)は同じ JSON を使います。Desktop は設定ファイルに貼り付け、Claude Code は `.mcp.json` に記述するか `claude mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"perplexity": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@perplexity-ai/mcp-server"],
"env": {
"PERPLEXITY_API_KEY": "<your-perplexity-api-key>"
}
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ(`~/.cursor/mcp.json` に記述)
{
"mcpServers": {
"perplexity": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@perplexity-ai/mcp-server"],
"env": {
"PERPLEXITY_API_KEY": "<your-perplexity-api-key>"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張(設定画面の MCP Servers から記述)
{
"mcpServers": {
"perplexity": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@perplexity-ai/mcp-server"],
"env": {
"PERPLEXITY_API_KEY": "<your-perplexity-api-key>"
}
}
}
}
Gemini CLI: Google の AI CLI。設定形式は Claude Desktop と同じで、`~/.gemini/settings.json` の `mcpServers` に記述するか `gemini mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"perplexity": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@perplexity-ai/mcp-server"],
"env": {
"PERPLEXITY_API_KEY": "<your-perplexity-api-key>"
}
}
}
}
OpenAI Codex: OpenAI の CLI/IDE。設定は TOML 形式で `~/.codex/config.toml` に記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
[mcp_servers.perplexity]
command = "npx"
args = ["-y", "@perplexity-ai/mcp-server"]
[mcp_servers.perplexity.env]
PERPLEXITY_API_KEY = "<your-perplexity-api-key>"VS Code: VS Code(GitHub Copilot のエージェント)。`mcp.json` の `servers` キーに記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
{
"servers": {
"perplexity": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@perplexity-ai/mcp-server"
],
"env": {
"PERPLEXITY_API_KEY": "<your-perplexity-api-key>"
}
}
}
}※ Gemini CLI は Claude Desktop と同じ mcpServers 形式のため同一の JSON を表示しています。Codex / VS Code タブの設定は、上記 JSON を各公式スキーマ(Codex=~/.codex/config.toml の TOML 形式 / VS Code=mcp.json の servers キー)へ 自動変換した参考値です。貼り付け前にお使いのバージョンの公式ドキュメントもご確認ください。
主なユースケース
- 競合・業界動向の調査を「ソース付き」でAIに任せ、5分でリサーチメモを仕上げる
- Deep Research(sonar-deep-research)で複数ソース横断の詳細レポートを得る
- コードや数式の多段推論を sonar-reasoning-pro に渡し、根拠と一緒に答えを受け取る
- Perplexity Search API で、ランキング付き検索結果(メタデータ込み)をそのままデータとして取得する
プラットフォーム別の注意事項
- WindowsPowerShell からの `npx` 実行に追加設定は不要です。`PERPLEXITY_API_KEY` を環境変数または `env` フィールドで指定してください。