DeepL MCP Server
- 最終確認:
- 2026-05-25
- ライセンス:
- MIT
DeepL とは
DeepL は、ドイツ DeepL 社が提供する AI 翻訳サービスです。日英・中英など主要言語ペアでの翻訳品質に定評があり、ビジネス文書(契約書・議事録・技術ドキュメント)の翻訳精度では Google 翻訳系より優れるケースが多く報告されています。
文脈に応じたトーン制御(フォーマル / カジュアル)や用語集(glossary)による訳語の固定など、業務利用に必要な機能が API として提供されており、月 50 万文字までの Free プランが用意されているため個人検証から導入できます。
DeepL × AI でできること
この MCP サーバーを導入すると、DeepL の翻訳エンジンを AI への一言で呼び出せます。
🌐 翻訳する
「添付の英文契約書 PDF を日本語に翻訳して、解約条項だけ要約して」
→ 翻訳 → 要約を一気通貫で処理
📄 文書まるごと翻訳
「この技術仕様書(DOCX)をそのまま英訳して、レイアウトは保ったまま」
→ DOCX/PDF/PPTX 等を構造保持で翻訳
✍️ 文体・トーンを変える
「下記メールをカジュアルなトーンで言い換えて」
→ rephrase-text で同言語の文体調整も可能
📚 用語を固定する
「自社用語集に従って訳して」(glossary 指定)
→ 固有名詞・専門用語の訳ぶれを防止
提供される主なツール
DeepL MCP Server が公式に提供するツール(README 明記範囲・全 10 ツール):
| ツール名 | 役割 |
|---|---|
translate-text | テキスト翻訳(フォーマリティ・用語集指定可) |
translate-document | ドキュメント翻訳(PDF / DOCX / PPTX / XLSX / HTML / TXT 等) |
rephrase-text | 同言語で文体・トーンを変えて言い換え |
get-source-languages | 対応する翻訳元言語の一覧取得 |
get-target-languages | 対応する翻訳先言語の一覧取得 |
list-glossaries | DeepL アカウント内の全 glossary のメタデータ取得 |
get-glossary-info | 特定 glossary のメタデータ取得 |
get-glossary-dictionary-entries | glossary 内の実際の用語エントリ取得 |
get-writing-styles | rephrase-text で使えるスタイル一覧取得 |
get-writing-tones | rephrase-text で使えるトーン一覧取得 |
「翻訳・文書翻訳・言い換え」の主機能に加え、glossary(用語集)系の管理ツールが充実しており、業務用途での訳語統一が可能です。
DeepL MCP Server について
DeepL MCP Server は、DeepL 社が公式に提供する MCP サーバーです。DeepL の翻訳 API を経由して、AI エージェントから翻訳・言い換え・用語集操作を実行できます。
Claude Desktop / Claude Code / Cursor / Cline などの主要 AI クライアントに対応し、ChatGPT/Claude に「この英語 PDF を翻訳して、要約も作って」と指示するだけで翻訳〜要約〜整形までを一貫して任せられる設計です。Free プラン(月 50 万文字まで)から始められるため、最初の MCP 導入候補として推奨できます。
スペック
- 配布形態: npm パッケージ(
deepl-mcp-server)+ Node.js 18+ - 認証: API Key(
DEEPL_API_KEY環境変数) - 提供元: DeepL 社(公式)/ MIT
- 対応範囲: テキスト翻訳・文書翻訳・rephrase・glossary 操作
- 公式ドキュメント: github.com/DeepLcom/deepl-mcp-server
導入手順
前提条件
- Node.js 18 以上
- DeepL API キー(DeepL Pro API より取得。Free プランあり)
ステップ
- DeepL にサインアップし、アカウント設定 から API 認証キーを発行
- ページ上部のタブから使用環境(Claude Desktop / Cursor / Cline)を選択し、JSON 設定をコピー
<your-deepl-api-key>を取得した API キーに置き換える- コピーした JSON を設定ファイルに追記して保存し、クライアントを再起動
Claude Code の場合: ターミナルで以下のコマンドで登録できます(公式 README 準拠)。
claude mcp add deepl -e DEEPL_API_KEY=your-api-key -- npx deepl-mcp-server
注意事項
- DeepL API の利用には認証キーが必須です。Free プランは月 50 万文字まで、それ以上は Pro プラン(従量課金)に移行する必要があります。
- ドキュメント翻訳では DeepL 側のバックエンド処理時間がかかるため、大きな PDF では数十秒のレイテンシが発生します。
- 用語集(glossary)は DeepL ダッシュボード側で事前登録が必要です。MCP からは参照・適用のみ可能で、新規作成は API レベルでは別経路となります。
- API キーは秘密情報です。ソースコードやチャット履歴に含めないよう注意してください。
設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop: Anthropic 公式のデスクトップ版 Claude アプリ
{
"mcpServers": {
"deepl": {
"command": "npx",
"args": ["deepl-mcp-server"],
"env": {
"DEEPL_API_KEY": "<your-deepl-api-key>"
}
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ
{
"mcpServers": {
"deepl": {
"command": "npx",
"args": ["deepl-mcp-server"],
"env": {
"DEEPL_API_KEY": "<your-deepl-api-key>"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張
{
"mcpServers": {
"deepl": {
"command": "npx",
"args": ["deepl-mcp-server"],
"env": {
"DEEPL_API_KEY": "<your-deepl-api-key>"
}
}
}
}
主なユースケース
- 「添付の英文契約書 PDF を日本語に翻訳して、解約条項だけ要約して」と頼むと、翻訳と要約を一気通貫で処理してくれる
- 「この議事録をフォーマルな英語にして」と依頼すると、DeepL の高品質翻訳でビジネス文書の英訳を仕上げてくれる
- 自社用語集(glossary)を DeepL に登録し、固有名詞の訳ぶれをなくして多言語レポートを生成できる
- 「下記メールをカジュアルなトーンで言い換えて」と rephrase-text を使えば、同言語内の文体調整も AI に任せられる
プラットフォーム別の注意事項
- Windows:PowerShell から `npx` を実行する場合も追加設定は不要です。`DEEPL_API_KEY` 環境変数を設定するか、`env` フィールドに記載してください。