Google Workspace MCP(aaronsb 統合版)
- 最終確認:
- 2026-05-25
- ライセンス:
- MIT
Google Workspace とは
Google Workspace は、Google が提供するビジネス向け統合スイートです。Gmail(メール)・Google カレンダー(予定管理)・Google ドキュメント(文書)・Google スプレッドシート(表計算)・Google スライド(プレゼン)・Google Drive(ファイル保存)・Google Meet(Web 会議)・Google Tasks(タスク管理)など、ビジネスに必要な機能をまとめて 1 アカウントで使えるのが特徴です。
中小企業から大企業まで広く採用されており、「メールは Gmail、ドキュメントは Google Docs、Web 会議は Meet」という働き方がスタンダードになっているチームが多数あります。業務データの大部分が Google Workspace 上に蓄積されるため、ここを AI から扱えると業務効率が一気に上がります。
Google Workspace × AI でできること
この MCP サーバーを導入すると、Google Workspace の操作を AI への一言で実行できます。
📧 メール → タスク化
「未読メールから優先度が高そうな 3 件を要約して、Google Tasks に登録して」
→ Gmail 取得 + 要約 + Tasks 登録
📅 予定 + ドキュメント連携
「来週月曜の打ち合わせを Calendar に入れて議事録テンプレを Docs で用意」
→ Calendar + Docs を連鎖
📊 集計 + レポート作成
「先月の売上シートを集計して結果を Docs にまとめてメール送信」
→ Sheets → Docs → Gmail の連鎖
👥 マルチアカウント横断
「個人と業務アカウントの今日の予定を両方まとめて」
→ アカウント切り替え + 統合表示
提供される主なツール
Google Workspace MCP(aaronsb 統合版)が公式に提供する主な機能領域(README 明記範囲・11 ハンドラのため >8 ルール適用):
| 機能カテゴリ | 主なツール |
|---|---|
| メール | manage_email(Gmail 送受信・検索・ラベル管理) |
| カレンダー | manage_calendar(予定作成・更新・検索) |
| ストレージ | manage_drive(ファイル一覧・アップロード・共有) |
| スプレッドシート / ドキュメント | manage_sheets(読み書き・集計)/ manage_docs(作成・編集・共有) |
| タスク・会議 | manage_tasks(タスクリスト・管理)/ manage_meet(過去の Meet 会議・参加者・文字起こし・録画・スマートノートの参照。文字起こし / 録画の取得は Workspace Business Standard 以上が必要) |
| マルチアカウント | manage_accounts(複数 Google アカウントの追加・切替・削除) |
| コンポジション | manage_scratchpad(一時コンテンツ)/ manage_workspace(横断ファイル操作)/ queue_operations(複数操作チェーン実行) |
各ハンドラは内部で複数のサブアクションを持つ統合型設計で、queue_operations を使うと複数操作を 1 リクエストで連鎖実行できます。
Google Workspace MCP(aaronsb 統合版)について
Google Workspace MCP は、aaronsb 氏が公開するコミュニティ製の TypeScript 統合型 MCP サーバーです。Google 社の公式提供ではありません(Google 公式はサービスごとに別の接続先 URL(エンドポイント)を提供しているのに対し、本 MCP は 1 パッケージで横断統合する設計)。
Gmail・Calendar・Drive・Sheets・Docs・Tasks・Meet の 7 サービスを 1 つの MCP から操作できるのが最大の特徴で、「1 つの npx でメール・予定・ドキュメントを横断した AI ワークフロー」を構築できます。複数 Google アカウントの切替(個人 / 業務)、ハンドラ単位の操作チェーン(queue_operations)など、業務利用を想定した機能が揃っています。
スペック
- 配布形態: npm パッケージ(
@aaronsb/google-workspace-mcp)+ Node.js 18+ - 認証: OAuth 2.0(デスクトップアプリ型クライアント ID + シークレット)
- 提供元: コミュニティ実装(aaronsb/google-workspace-mcp)/ MIT
- 対応範囲: Gmail / Calendar / Drive / Sheets / Docs / Tasks / Meet(7 サービス統合)
- マルチアカウント: 対応(
manage_accounts) - 公式リポジトリ: github.com/aaronsb/google-workspace-mcp
導入手順
前提条件
- Node.js 18 以上
- Google Cloud Console で OAuth 2.0 クライアント ID(デスクトップアプリ)を作成
- 使うサービスの Google API を有効化(Gmail API / Calendar API / Drive API / Sheets API / Docs API / Tasks API / Meet API のうち必要なもの)
ステップ
- Google Cloud Console で OAuth 2.0 クライアント ID(Desktop app)を作成し、必要なスコープを設定。クライアント ID とクライアントシークレットを控える
- ページ上部のタブから使用環境(Claude Desktop / Cursor / Cline)を選択し、JSON 設定をコピー
- JSON 設定の
envフィールド内GOOGLE_CLIENT_ID/GOOGLE_CLIENT_SECRETを、ステップ 1 で控えた値に書き換える - 編集後の JSON を設定ファイルに追記して保存し、クライアントを再起動
- 初回起動時にブラウザが立ち上がり Google 認証 → 完了後、OAuth トークンが
~/.local/share/google-workspace-mcp/credentials/に、アカウント レジストリが~/.config/google-workspace-mcp/accounts.jsonに保存される - 複数アカウントを使う場合は
manage_accountsで追加・切替
注意事項
- 本 MCP は aaronsb 氏(個人)のコミュニティ実装で、Google 公式提供ではありません。
- 個別 MCP との使い分け: カレンダーだけ・Drive だけを操作したい場合は個別 MCP(Google Calendar / Google Drive)を、メール・予定・ドキュメントを横断した AI 業務を組みたい場合や複数アカウントを切り替えたい場合は本 MCP を選択してください。
- 各 Google API は無料枠の範囲内で利用可能ですが、大量利用時はクォータ制限に注意してください。
- OAuth クライアント ID は デスクトップアプリ型で作成してください(Web アプリ型では認証フローが異なります)。
- 認証情報(credentials / token)は
~/.local/share/google-workspace-mcp/credentials/に平文で保存されるため、共有マシンでの利用は注意してください。
設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop: Anthropic 公式のデスクトップ版 Claude アプリ
{
"mcpServers": {
"google-workspace": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@aaronsb/google-workspace-mcp"],
"env": {
"GOOGLE_CLIENT_ID": "your-client-id",
"GOOGLE_CLIENT_SECRET": "your-client-secret"
}
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ
{
"mcpServers": {
"google-workspace": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@aaronsb/google-workspace-mcp"],
"env": {
"GOOGLE_CLIENT_ID": "your-client-id",
"GOOGLE_CLIENT_SECRET": "your-client-secret"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張
{
"mcpServers": {
"google-workspace": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@aaronsb/google-workspace-mcp"],
"env": {
"GOOGLE_CLIENT_ID": "your-client-id",
"GOOGLE_CLIENT_SECRET": "your-client-secret"
}
}
}
}
主なユースケース
- 「Gmail の未読メールから今日の優先タスクを抽出して Google Tasks に登録して」と頼むと、メール → タスクの連携が自動で実行される
- 「このメールに合わせて Calendar に予定を入れて、議事録テンプレを Docs に用意して」と Gmail → Calendar → Docs を横断処理してくれる
- 「Drive 上のシートを集計して結果を Docs にレポートとしてまとめて」と複数サービス連鎖の業務を完結できる
- 個人 / 業務の複数 Google アカウントを `manage_accounts` で切り替え、スケジュールやメールを統合的に確認できる
プラットフォーム別の注意事項
- Windows:PowerShell からの `npx` 実行に追加設定は不要です。
- :Google Cloud Console で OAuth 2.0 クライアント ID(デスクトップアプリ)を作成し、必要なスコープ(Gmail / Calendar / Drive 等)を有効化したうえで、環境変数 `GOOGLE_CLIENT_ID` / `GOOGLE_CLIENT_SECRET` をクライアント設定の `env` フィールドに記入してください。認証情報は XDG Base Directory 標準で `~/.local/share/google-workspace-mcp/credentials/`(OAuth トークン・アカウントごと)と `~/.config/google-workspace-mcp/accounts.json`(アカウント レジストリ)に保存されます。