設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop / Claude Code: Claude Desktop(公式デスクトップアプリ)と Claude Code(公式CLI)は同じ JSON を使います。Desktop は設定ファイルに貼り付け、Claude Code は `.mcp.json` に記述するか `claude mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"chrome-devtools": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "chrome-devtools-mcp@latest"]
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ(`~/.cursor/mcp.json` に記述)
{
"mcpServers": {
"chrome-devtools": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "chrome-devtools-mcp@latest"]
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張(設定画面の MCP Servers から記述)
{
"mcpServers": {
"chrome-devtools": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "chrome-devtools-mcp@latest"]
}
}
}
Gemini CLI: Google の AI CLI。設定形式は Claude Desktop と同じで、`~/.gemini/settings.json` の `mcpServers` に記述するか `gemini mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"chrome-devtools": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "chrome-devtools-mcp@latest"]
}
}
}
OpenAI Codex: OpenAI の CLI/IDE。設定は TOML 形式で `~/.codex/config.toml` に記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
[mcp_servers.chrome-devtools]
command = "npx"
args = ["-y", "chrome-devtools-mcp@latest"]VS Code: VS Code(GitHub Copilot のエージェント)。`mcp.json` の `servers` キーに記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
{
"servers": {
"chrome-devtools": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"chrome-devtools-mcp@latest"
]
}
}
}※ Gemini CLI は Claude Desktop と同じ mcpServers 形式のため同一の JSON を表示しています。Codex / VS Code タブの設定は、上記 JSON を各公式スキーマ(Codex=~/.codex/config.toml の TOML 形式 / VS Code=mcp.json の servers キー)へ 自動変換した参考値です。貼り付け前にお使いのバージョンの公式ドキュメントもご確認ください。
Chrome DevTools MCP とは
AI に、実物のブラウザを触らせるためのツールです。ふだん Chrome を開いて「ボタンを押してみる」「表示が崩れていないか見る」「なぜか重いページの原因を探す」といった確認作業を、AI が自分で Chrome を動かして行えるようになります。
AI にウェブページを作らせたとき、これまでは「本当に動くのか」を人が開いて確かめる必要がありました。このツールを入れると、AI が自分で開いて、押して、結果を見て、直すところまで進められます。
これは Google 公式のツールです。ツール自体は無料で、API キーも不要です。
Chrome DevTools MCP × AI でできること
🖱 実際に触って動作を確認
「作った申し込みフォーム、実際に入力して送信できるか試して」
→ Chrome を開いてクリック・入力・送信まで実行し、結果を報告
📸 画面を見ながら直す
「スマホ幅で表示が崩れていないか見て」
→ 画面サイズを変えてスクリーンショットを撮り、崩れを指摘
⚡ 表示速度の原因を特定
「このページが重い理由を調べて」
→ 読み込みを計測し、どの処理が時間を食っているかを示す
🔍 エラーと通信の中身を確認
「送信ボタンを押すとエラーになる。原因を調べて」
→ コンソールのエラーと通信内容を読み取り、原因を切り分け
提供される主なツール
Chrome DevTools MCP のツールは用途ごとに分かれています(公式リポジトリの一覧より)。
| 分類 | 主なツール |
|---|---|
| 画面の操作 | click / fill / fill_form / hover / type_text / press_key / upload_file |
| ページの移動 | navigate_page / new_page / list_pages / select_page / wait_for |
| 表示の再現 | emulate / resize_page |
| 表示速度の計測 | performance_start_trace / performance_stop_trace / performance_analyze_insight |
| 通信の確認 | list_network_requests / get_network_request |
| 調査・記録 | take_screenshot / take_snapshot / list_console_messages / evaluate_script / lighthouse_audit |
| メモリの調査 | take_heapsnapshot / compare_heapsnapshots / get_heapsnapshot_summary ほか |
| 拡張機能の操作 | install_extension / list_extensions / reload_extension / uninstall_extension |
Chrome DevTools MCP について
Chrome DevTools MCP は、Chrome の開発チームが公式に提供している MCP サーバーです。パソコン上で動き、手元の Chrome を起動して操作します。Chrome に元から入っている開発者向け機能(DevTools)を、AI から呼び出せるようにしたものと考えると分かりやすいです。
スペック
- 配布形態: npm パッケージ(
chrome-devtools-mcp・ローカル実行) - 認証: 不要(API キー不要)
- 必要なもの: Node.js(LTS 版)と Google Chrome(最新の安定版以降)
- 提供元: Google(Chrome DevTools チーム)/ Apache-2.0 ライセンス
- 公式リポジトリ: ChromeDevTools/chrome-devtools-mcp
起動時の主な指定: 画面を出さずに動かす --headless、ふだん使いの Chrome と切り離して動かす --isolated、使う Chrome の種類を選ぶ --channel、利用状況の送信を止める --no-usage-statistics などが用意されています。
導入手順
前提条件
- Node.js(LTS 版・
npxが動く環境) - Google Chrome(最新の安定版以降)
- MCP に対応したクライアント(Claude Code / Claude Desktop / Cursor / Cline など)
ステップ
- 使用環境のタブを選び、設定例をコピーして設定ファイルに貼り付ける
- クライアントを再起動する
- 「このページを開いてスクリーンショットを撮って」と話しかけて動作を確認する
API キーやログインは不要です。初回起動時に npx がパッケージを取得します。
注意事項
- AI が実物の Chrome を操作します。ログイン中のページを開くと、その状態のまま操作される場合があります。ふだん使いのブラウザと切り離したいときは
--isolatedを指定してください。 - 画面のない環境(サーバー上など)で動かす場合は
--headlessを使います。 - 操作対象は手元の Chrome です。AI に渡す URL は自分で確認できるページに限るのが安全です。
- メモリ調査や拡張機能の操作など、開発者向けの踏み込んだ機能も含まれます。ふだんの動作確認では画面操作・スクリーンショット・速度計測の3つがあれば足ります。
主なユースケース
- AI が実際の Chrome でページを開き、クリック・入力・フォーム送信まで行って動作を確認できる
- 画面のスクリーンショットを撮らせて、表示崩れを目で見ながら修正を進められる
- ページの読み込み速度を計測させ、どこが遅いのかを具体的に指摘してもらえる
- コンソールのエラーや通信の中身を AI が直接読み取り、原因の切り分けまで任せられる