e-Stat MCP Server
- 最終確認:
- 2026-05-25
- ライセンス:
- Apache-2.0
e-Stat とは
**e-Stat は、総務省統計局が整備し、独立行政法人統計センターが運用管理する「政府統計の総合窓口(e-Stat)」**です。国勢調査・経済センサス・賃金構造基本統計・住民基本台帳など、3,000 以上の統計表が無料で公開されており、日本のあらゆる業界・地域・人口動態の最新数値を取得できます。
「日本市場の人口動態を知りたい」「業種別の事業所数を調べたい」「地域別の所得水準を知りたい」といったとき、公的なエビデンスとして真っ先に参照されるのが e-Stat です。市場調査会社・行政書士・学術研究者・経営コンサルタント・政策提言担当者など、データドリブンな意思決定をする人にとって不可欠なリソースです。
e-Stat × AI でできること
この MCP サーバーを導入すると、e-Stat の操作を AI への一言で実行できます。
📈 市場規模調査
「飲食業の事業所数・従業員数を都道府県別に上位 10」
→ 経済センサスを自動集計
📍 出店エリア分析
「大阪市北区の人口・世帯数・年齢構成・平均所得」
→ 国勢調査 + 住民基本台帳を横断取得
💼 賃金・採用計画
「IT 業界エンジニアの全国平均年収と東京・大阪・名古屋の地域差」
→ 賃金構造基本統計から最新データ比較
📋 補助金エビデンス
「補助金申請に必要な地域の経済指標を一括収集」
→ 添付資料用データの自動収集
提供される主なツール
e-Stat MCP Server が公式に提供する主な機能領域(README 明記範囲):
| 機能カテゴリ | 主なツール |
|---|---|
| 統計表検索 | キーワード・統計分野・年次でテーブル検索(search_statistics) |
| メタデータ取得 | 統計表のディメンション・指標・調査範囲を取得(get_statistic_meta) |
| データ取得 | 統計表から実データを取得(get_statistic_data / get_all_statistic_data・自動ページネーション) |
注: 実装ツールは上記4つ(
search_statistics/get_statistic_meta/get_statistic_data/get_all_statistic_data)です。取得データは Pydantic モデル / Polars DataFrame(to_polars())として扱えます(出力整形・複数表の横断比較は AI 側の処理で、専用ツールではありません)。
e-Stat MCP Server について
e-Stat MCP Server(estat-mcp)は、ajtgjmdjp 氏が公開するコミュニティ製 MCP サーバーです。総務省統計局の公式提供ではありません(e-Stat 自体は公式サービスですが、本 MCP は API クライアントとしての位置づけ)。PyPI パッケージとして配布されており、uvx コマンドで起動できます。
無料の e-Stat API(アプリケーション ID 発行のみ必要)を経由して、AI から 3,000 以上の統計表に自然言語でアクセスできます。データは Pydantic モデルや Polars DataFrame(to_polars())として返るため、Python ベースの後続処理にもそのまま連携できます。
スペック
- 配布形態: PyPI パッケージ(
estat-mcp)+uvxランナー(Python 3.10+) - 認証: e-Stat アプリケーション ID(
ESTAT_APP_ID環境変数) - 提供元: コミュニティ実装(ajtgjmdjp/estat-mcp)/ Apache-2.0
- API 提供元: e-Stat(整備: 総務省統計局 / 運用管理: 独立行政法人統計センター)
- 対応範囲: 3,000 以上の統計表の検索・メタデータ・データ取得
- 公式リポジトリ: github.com/ajtgjmdjp/estat-mcp
導入手順
前提条件
- Python 3.10 以上
uv(uvx コマンド)- e-Stat アプリケーション ID(無料)
ステップ
- e-Stat API 機能 にアクセスし、無料のアプリケーション ID を取得
- ページ上部のタブから使用環境(Claude Desktop / Cursor / Cline)を選択し、JSON 設定をコピー
<YOUR_APP_ID>を取得したアプリケーション ID に置き換え- コピーした JSON を設定ファイル(
claude_desktop_config.jsonなど)に追記して保存 - クライアントを再起動
動作確認: 「最新の人口統計で東京都の人口を教えて」と話しかけてみてください。
注意事項
- e-Stat API は無料で利用できますが、利用規約 の遵守が必要です。
- 統計データには公表時点があり、最新年度のデータが利用できない場合があります(特に大規模調査は数年に一度の更新)。
- データの引用・転載時は e-Stat の出典表記ルールに従ってください。
- 本 MCP はコミュニティ実装(ajtgjmdjp 氏)です。総務省統計局公式 MCP ではありません(e-Stat API 自体は公式サービス)。
ESTAT_APP_IDは秘密情報です。設定ファイルへの直書きを避け、.env等で管理することを推奨します。
設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop: Anthropic 公式のデスクトップ版 Claude アプリ
{
"mcpServers": {
"e-stat": {
"command": "uvx",
"args": ["estat-mcp", "serve"],
"env": {
"ESTAT_APP_ID": "<YOUR_APP_ID>"
}
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ
{
"mcpServers": {
"e-stat": {
"command": "uvx",
"args": ["estat-mcp", "serve"],
"env": {
"ESTAT_APP_ID": "<YOUR_APP_ID>"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張
{
"mcpServers": {
"e-stat": {
"command": "uvx",
"args": ["estat-mcp", "serve"],
"env": {
"ESTAT_APP_ID": "<YOUR_APP_ID>"
}
}
}
}
主なユースケース
- 「東京都の 30 代男性の平均年収を教えて」と聞くだけで賃金統計から最新データを即取得できる
- 競合他社分析のため業種別・地域別の事業所数・従業員数を AI が自動集計してグラフ化できる
- 新店舗出店候補地の人口動態・世帯構成・購買力を統計データで比較検討できる
- 補助金申請に必要な地域の経済指標データを一括収集し、添付資料を自動作成できる
プラットフォーム別の注意事項
- Windows:`uvx` を使うには `uv` のインストールが必要です。`pip install uv` または https://docs.astral.sh/uv/ を参照してください。
- プロキシ環境:社内プロキシ環境では `HTTPS_PROXY` 環境変数の設定が必要な場合があります。