設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop / Claude Code: Claude Desktop(公式デスクトップアプリ)と Claude Code(公式CLI)は同じ JSON を使います。Desktop は設定ファイルに貼り付け、Claude Code は `.mcp.json` に記述するか `claude mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "obsidian-mcp-server"],
"env": {
"OBSIDIAN_API_KEY": "<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>",
"OBSIDIAN_BASE_URL": "http://127.0.0.1:27123"
}
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ(`~/.cursor/mcp.json` に記述)
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "obsidian-mcp-server"],
"env": {
"OBSIDIAN_API_KEY": "<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>",
"OBSIDIAN_BASE_URL": "http://127.0.0.1:27123"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張(設定画面の MCP Servers から記述)
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "obsidian-mcp-server"],
"env": {
"OBSIDIAN_API_KEY": "<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>",
"OBSIDIAN_BASE_URL": "http://127.0.0.1:27123"
}
}
}
}
Gemini CLI: Google の AI CLI。設定形式は Claude Desktop と同じで、`~/.gemini/settings.json` の `mcpServers` に記述するか `gemini mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "obsidian-mcp-server"],
"env": {
"OBSIDIAN_API_KEY": "<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>",
"OBSIDIAN_BASE_URL": "http://127.0.0.1:27123"
}
}
}
}
OpenAI Codex: OpenAI の CLI/IDE。設定は TOML 形式で `~/.codex/config.toml` に記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
[mcp_servers.obsidian]
command = "npx"
args = ["-y", "obsidian-mcp-server"]
[mcp_servers.obsidian.env]
OBSIDIAN_API_KEY = "<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>"
OBSIDIAN_BASE_URL = "http://127.0.0.1:27123"VS Code: VS Code(GitHub Copilot のエージェント)。`mcp.json` の `servers` キーに記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
{
"servers": {
"obsidian": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"obsidian-mcp-server"
],
"env": {
"OBSIDIAN_API_KEY": "<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>",
"OBSIDIAN_BASE_URL": "http://127.0.0.1:27123"
}
}
}
}※ Gemini CLI は Claude Desktop と同じ mcpServers 形式のため同一の JSON を表示しています。Codex / VS Code タブの設定は、上記 JSON を各公式スキーマ(Codex=~/.codex/config.toml の TOML 形式 / VS Code=mcp.json の servers キー)へ 自動変換した参考値です。貼り付け前にお使いのバージョンの公式ドキュメントもご確認ください。
Obsidian とは
Obsidian は、自分のパソコン上にすべてのノートを保存できる無料の個人向けノートアプリです。メモ・議事録・学習記録・アイデアを Markdown 形式のテキストファイルで管理でき、クラウドへのデータ送信なしで完全にローカルで使えます。
「ノートを自分の手元に置いておきたい」「Notion や Evernote のサービス依存が気になる」「機密情報を含むノートを外部に出したくない」といった理由で選ばれているアプリで、世界中で個人・小規模チームのメモ管理に使われています。ノート同士をリンクで繋ぐ「セカンドブレイン」的な使い方ができるのが最大の特徴で、知識管理(PKM)の用途で熱心なユーザー層を持ちます。
これは公式提供ではなく、有志が作った非公式ツールです。
Obsidian × AI でできること
この MCP サーバーを導入すると、Obsidian のノートを AI への一言で操作できます。
📝 ノートを保存
「今日の打ち合わせのポイントを Obsidian に記録して」
→ 指定フォルダに新規ノート自動作成
🔍 探して集める
「マーケティングに関連するノートを全部集めて要約して」
→ Vault 全文検索 + 一括サマリー
✏️ 追記・編集
「README.md の TODO 欄に『資料送付』を追加して」
→ 対象ノート特定 + 追記
📅 振り返る
「先週作ったノートの一覧を表示して」
→ 日付フィルタ + タイトル一覧
提供される主なツール
Obsidian MCP Server が提供するツール(実装 src/mcp-server/tools/definitions/ で定義・全14ツール):
| ツール名 | 役割 |
|---|---|
obsidian_get_note | ノートの内容を取得 |
obsidian_list_notes | Vault 内のノート一覧 |
obsidian_search_notes | Vault 全体を検索 |
obsidian_write_note | ノートを新規作成・上書き |
obsidian_append_to_note | 既存ノートに追記 |
obsidian_patch_note | ノートの一部を構造的に編集 |
obsidian_replace_in_note | ノート内の文字列を置換 |
obsidian_delete_note | ノートを削除 |
obsidian_manage_frontmatter | フロントマター(メタデータ)の取得・編集 |
obsidian_manage_tags | タグの追加・削除・参照 |
obsidian_list_tags | Vault 内のタグ一覧 |
obsidian_list_commands | 実行可能な Obsidian コマンド一覧 |
obsidian_execute_command | Obsidian コマンドを実行 |
obsidian_open_in_ui | 指定ノートを Obsidian の UI で開く |
「読む・書く・探す・整理する」というノート操作の基本動詞に加え、タグ・フロントマター管理や Obsidian コマンド実行まで揃った構成です。
obsidian_list_commandsとobsidian_execute_commandは、Obsidian のコマンドが元に戻せない操作を含みうるため既定では無効です。使う場合は環境変数OBSIDIAN_ENABLE_COMMANDS=trueを設定します。obsidian_delete_noteは削除の前に必ず利用者へ確認を求めるため、その確認に応答できる AI クライアントでのみ削除できます。
Obsidian MCP Server について
Obsidian MCP Server は、コミュニティメンバー cyanheads 氏が公開する MCP サーバーです。Obsidian の「Local REST API プラグイン」と組み合わせることで、ローカルで動いている Obsidian に対して MCP 経由で読み書きできるようになります。
前提となる Local REST API プラグインには、MCP サーバーの機能も内蔵されています。追加のソフトを入れずに始めたい場合は Local REST API with MCP をご覧ください。
Obsidian 自体は完全ローカル動作のため、ノートデータは外部に送信されません(AI が必要に応じて読み取った内容のみが AI クライアントに渡される)。クラウド型ナレッジツールに比べて機密情報やプライベートメモを扱いやすい構成です。Obsidian アプリを起動している間のみ MCP が動作する設計です。
スペック
- 配布形態: npm パッケージ(
obsidian-mcp-server・Node.js 24 以上または Bun 1.4.0 以上)/ Docker イメージ(ghcr.io/cyanheads/obsidian-mcp-server)/ Claude Desktop 用拡張機能パッケージ(.mcpb・リリース一覧 から取得) - 認証: Obsidian Local REST API プラグインの API キー(
OBSIDIAN_API_KEY) - 接続先: ローカル Obsidian(既定
http://127.0.0.1:27123) - 提供元: コミュニティ実装(cyanheads/obsidian-mcp-server)/ Apache-2.0
- 対応範囲: Vault 内ノートの読み取り・書き込み・追記・部分編集・削除・検索+タグ/フロントマター管理・Obsidian コマンド実行
- 公式リポジトリ: github.com/cyanheads/obsidian-mcp-server
導入手順
前提条件
- Obsidian をインストール(obsidian.md から無料ダウンロード)
- Local REST API プラグインをインストール(本サーバーが対応するのは v4.0.0〜v5.x。v6.0 では、見出し単位の書き込みなどに本サーバーが使っている形式が削除されると公式 README が案内しています):
- Obsidian の Settings > Community plugins > Browse から「Local REST API」を検索(現在の表示名は「Local REST API with MCP」)
- インストールして有効化
- プラグインの設定画面で「Enable non-encrypted (HTTP) server」を有効にする(既定の接続先
http://127.0.0.1:27123を使うため) - プラグインの設定画面で API キーを確認・コピー
ステップ
- Local REST API プラグインの API キーをコピー
- ページ上部のタブから使用環境を選択し、JSON 設定をコピー
<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>を実際の API キーに置き換え- コピーした JSON を設定ファイル(claude_desktop_config.json など)に追記して保存
- Obsidian を起動した状態でクライアントを再起動
重要: Obsidian が起動していないと MCP サーバーが接続できません。AI を使う際は Obsidian を常時起動しておいてください。
注意事項
- Obsidian を起動していない状態では MCP サーバーに接続できません。AI クライアント使用時は Obsidian を起動しておいてください。
- Obsidian の Local REST API プラグインは、常に有効な HTTPS(ポート 27124)と、設定で有効にする HTTP(ポート 27123)を提供します。本 MCP は既定で HTTP(
http://127.0.0.1:27123) に接続します。HTTPS を使う場合はOBSIDIAN_BASE_URL=https://127.0.0.1:27124を設定します(自己署名証明書は既定のOBSIDIAN_VERIFY_SSL=falseで扱われます)。 - AI がノートを編集する前にバックアップを取ることを推奨します。Obsidian の Settings > File recovery でスナップショットを有効化してください。
- Vault 内の個人情報や機密情報を含むノートへの AI アクセスには注意してください。読み取り・書き込みできるフォルダは環境変数
OBSIDIAN_READ_PATHS/OBSIDIAN_WRITE_PATHSで限定でき、OBSIDIAN_READ_ONLY=trueにすると書き込みを一切しない設定になります(タグ名の一覧だけは、読み取り範囲の外のものも表示されます)。 - 本サーバーはコミュニティ実装(cyanheads 氏)です。Obsidian 社が公式に提供するものではありません。
主なユースケース
- 「今日の打ち合わせのポイントを Obsidian に記録して」と頼むだけで、指定フォルダにノートを自動作成してくれる
- 「マーケティングに関連するノートを全部集めて要約して」と Obsidian 内を全文検索してサマリーを作ってくれる
- 「README.md の TODO 欄に『資料送付』を追加して」と対象ノートを特定して追記してくれる
- 「先週作ったノートの一覧を表示して」と日付フィルタで振り返り作業を任せられる
プラットフォーム別の注意事項
- プロキシ環境Obsidian MCP Server はローカルの Obsidian と通信するため、プロキシ設定は基本的に不要です。
セットアップ・利用上の注意
- 導入・前提接続先は OS を問わず既定で `http://127.0.0.1:27123`(Local REST API プラグインの HTTP エンドポイント)です。この HTTP の接続口は、プラグイン設定で「Enable non-encrypted (HTTP) server」を有効にすると使えます。常に有効な HTTPS(ポート 27124)を使う場合は `OBSIDIAN_BASE_URL=https://127.0.0.1:27124` を設定します(自己署名証明書は既定の `OBSIDIAN_VERIFY_SSL=false` で扱われます)。