Obsidian MCP Server
- 最終確認:
- 2026-05-25
- ライセンス:
- Apache-2.0
Obsidian とは
Obsidian は、自分のパソコン上にすべてのノートを保存できる無料の個人向けノートアプリです。メモ・議事録・学習記録・アイデアを Markdown 形式のテキストファイルで管理でき、クラウドへのデータ送信なしで完全にローカルで使えます。
「ノートを自分の手元に置いておきたい」「Notion や Evernote のサービス依存が気になる」「機密情報を含むノートを外部に出したくない」といった理由で選ばれているアプリで、世界中で個人・小規模チームのメモ管理に使われています。ノート同士をリンクで繋ぐ「セカンドブレイン」的な使い方ができるのが最大の特徴で、知識管理(PKM)の用途で熱心なユーザー層を持ちます。
Obsidian × AI でできること
この MCP サーバーを導入すると、Obsidian のノートを AI への一言で操作できます。
📝 ノートを保存
「今日の打ち合わせのポイントを Obsidian に記録して」
→ 指定フォルダに新規ノート自動作成
🔍 探して集める
「マーケティングに関連するノートを全部集めて要約して」
→ Vault 全文検索 + 一括サマリー
✏️ 追記・編集
「README.md の TODO 欄に『資料送付』を追加して」
→ 対象ノート特定 + 追記
📅 振り返る
「先週作ったノートの一覧を表示して」
→ 日付フィルタ + タイトル一覧
提供される主なツール
Obsidian MCP Server が提供するツール(実装 src/mcp-server/tools/definitions/ で定義・全14ツール):
| ツール名 | 役割 |
|---|---|
obsidian_get_note | ノートの内容を取得 |
obsidian_list_notes | Vault 内のノート一覧 |
obsidian_search_notes | Vault 全体を検索 |
obsidian_write_note | ノートを新規作成・上書き |
obsidian_append_to_note | 既存ノートに追記 |
obsidian_patch_note | ノートの一部を構造的に編集 |
obsidian_replace_in_note | ノート内の文字列を置換 |
obsidian_delete_note | ノートを削除 |
obsidian_manage_frontmatter | フロントマター(メタデータ)の取得・編集 |
obsidian_manage_tags | タグの追加・削除・参照 |
obsidian_list_tags | Vault 内のタグ一覧 |
obsidian_list_commands | 実行可能な Obsidian コマンド一覧 |
obsidian_execute_command | Obsidian コマンドを実行 |
obsidian_open_in_ui | 指定ノートを Obsidian の UI で開く |
「読む・書く・探す・整理する」というノート操作の基本動詞に加え、タグ・フロントマター管理や Obsidian コマンド実行まで揃った構成です。
Obsidian MCP Server について
Obsidian MCP Server は、コミュニティメンバー cyanheads 氏が公開する MCP サーバーです。Obsidian の「Local REST API プラグイン」と組み合わせることで、ローカルで動いている Obsidian に対して MCP 経由で読み書きできるようになります。
Obsidian 自体は完全ローカル動作のため、ノートデータは外部に送信されません(AI が必要に応じて読み取った内容のみが AI クライアントに渡される)。クラウド型ナレッジツールに比べて機密情報やプライベートメモを扱いやすい構成です。Obsidian アプリを起動している間のみ MCP が動作する設計です。
スペック
- 配布形態: npm パッケージ(
obsidian-mcp-server)+ Node.js 24+ - 認証: Obsidian Local REST API プラグインの API キー(
OBSIDIAN_API_KEY) - 接続先: ローカル Obsidian(既定
http://127.0.0.1:27123) - 提供元: コミュニティ実装(cyanheads/obsidian-mcp-server)/ Apache-2.0
- 対応範囲: Vault 内ノートの読み取り・書き込み・追記・部分編集・削除・検索+タグ/フロントマター管理・Obsidian コマンド実行
- 公式リポジトリ: github.com/cyanheads/obsidian-mcp-server
導入手順
前提条件
- Obsidian をインストール(obsidian.md から無料ダウンロード)
- Local REST API プラグインをインストール:
- Obsidian の Settings > Community plugins > Browse から「Local REST API」を検索
- インストールして有効化
- プラグインの設定画面で API キーを確認・コピー
ステップ
- Local REST API プラグインの API キーをコピー
- ページ上部のタブから使用環境(Claude Desktop / Cursor / Cline)を選択し、JSON 設定をコピー
<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>を実際の API キーに置き換え- コピーした JSON を設定ファイル(claude_desktop_config.json など)に追記して保存
- Obsidian を起動した状態でクライアントを再起動
重要: Obsidian が起動していないと MCP サーバーが接続できません。AI を使う際は Obsidian を常時起動しておいてください。
注意事項
- Obsidian を起動していない状態では MCP サーバーに接続できません。AI クライアント使用時は Obsidian を起動しておいてください。
- Obsidian の Local REST API プラグインは HTTP(ポート 27123)と HTTPS(ポート 27124)の両方を提供し、本 MCP は既定で HTTP(
http://127.0.0.1:27123) に接続します。HTTPS を使う場合は自己署名証明書への対応(OBSIDIAN_VERIFY_SSL=falseの設定など)が必要です(ローカル限定のためセキュリティリスクは低い)。 - AI がノートを編集する前にバックアップを取ることを推奨します。Obsidian の Settings > File recovery でスナップショットを有効化してください。
- Vault 内の個人情報や機密情報を含むノートへの AI アクセスには注意してください。必要に応じてアクセス対象フォルダを限定してください。
- 本サーバーはコミュニティ実装(cyanheads 氏)です。Obsidian 社が公式に提供するものではありません。
設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop: Anthropic 公式のデスクトップ版 Claude アプリ
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "obsidian-mcp-server"],
"env": {
"OBSIDIAN_API_KEY": "<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>",
"OBSIDIAN_BASE_URL": "http://127.0.0.1:27123"
}
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "obsidian-mcp-server"],
"env": {
"OBSIDIAN_API_KEY": "<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>",
"OBSIDIAN_BASE_URL": "http://127.0.0.1:27123"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "obsidian-mcp-server"],
"env": {
"OBSIDIAN_API_KEY": "<YOUR_OBSIDIAN_API_KEY>",
"OBSIDIAN_BASE_URL": "http://127.0.0.1:27123"
}
}
}
}
主なユースケース
- 「今日の打ち合わせのポイントを Obsidian に記録して」と頼むだけで、指定フォルダにノートを自動作成してくれる
- 「マーケティングに関連するノートを全部集めて要約して」と Obsidian 内を全文検索してサマリーを作ってくれる
- 「README.md の TODO 欄に『資料送付』を追加して」と対象ノートを特定して追記してくれる
- 「先週作ったノートの一覧を表示して」と日付フィルタで振り返り作業を任せられる
プラットフォーム別の注意事項
- :接続先は OS を問わず既定で `http://127.0.0.1:27123`(Local REST API プラグインの HTTP エンドポイント)です。プラグインで HTTPS(ポート 27124)を有効にしている場合のみ、自己署名証明書への対応(`OBSIDIAN_VERIFY_SSL=false` の設定など)が必要になります。
- プロキシ環境:Obsidian MCP Server はローカルの Obsidian と通信するため、プロキシ設定は基本的に不要です。