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「あの資料どこだっけ?」をAIに無くす――社内ドキュメント・wiki系MCPの選び方まとめ

· Plugy編集部

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目次

「先週の議事録、どこに保存したっけ」「あの仕様書、Notionだったか、Confluenceだったか」――社内の情報があちこちに散らばっていて、探すだけで時間が溶ける。だったらAIに『あれ探して』『これ要約して』と頼みたい。そう考えたとき、ツールとAIをつなぐのがMCPです。

ところが、社内の情報共有ツールをAIにつなぐMCPは種類が多く、どれを入れればいいのか分かりにくい。この記事では、代表的なものを「あなたの会社が今使っているツール別」に整理して、選び方とつなぐ手間までまとめます。MCPそのものがまだピンとこない方は、先に MCPとは何か を読むとスムーズです。

まず早見表

ツール一言でいうとこんなチーム向けつなぐ手間
Notionページもデータベースもタスクも一つに集約何でもNotionにまとめているログイン連携(公式)
Confluence / Jira大企業・開発チームの定番ドキュメント基盤Atlassianを全社導入しているAPIキー(コミュニティ製)
Kibela日本発の社内wiki・情報共有国産・日本語サポート重視APIキー(公式)
esa国産の情報共有SaaS(esa.io)スタートアップ・IT企業APIキー(公式)
Obsidian手元のメモ・「第二の脳」個人のメモをAIの記憶にしたい手元(ローカル)保存

基本の考え方はシンプルで、「いま会社で使っているツール」に合わせて選ぶのがいちばん失敗しません。順番に見ていきます。

① 何でもNotionに集約しているなら → Notion

Notion MCP は、Notionのページ・データベース・コメントをAIから検索・作成・更新できる公式ツールです。「議事録をNotionに保存して」「未完了のタスクを一覧にして」のように、ドキュメントもタスクも一つの場所でAIに任せられます。

つなぐ手間:ログイン連携でやさしめ

Notionは公式ツールで、Notionアカウントでのログイン連携で使えます。APIキーを発行する手間がない分、最初のハードルは低めです。

② Atlassian(Confluence / Jira)を全社で使っているなら

Confluence MCP は、ConfluenceのページやスペースをAIから検索・要約・作成できます。「この仕様書を要約して」「会議の議事録ページを作って」といった使い方が得意です。

そして同じMCPで Jira のチケットやプロジェクトも扱えます。「今スプリントで遅れているタスクは?」「このバグをチケットにして」が一言で済みます。ドキュメント(Confluence)と課題管理(Jira)をまとめてAIにつなげるのが、Atlassianを使っているチームに向く理由です。

コミュニティ製・APIキー方式

ConfluenceとJiraのMCP(mcp-atlassian)はコミュニティの有志が作ったツールで、利用にはAtlassianからAPIキーを発行して設定します。「コミュニティ製=信頼できない」ではありません(くわしくは 失敗しないツールの選び方)。

③ 国産の社内wikiを使っているなら → Kibela / esa

日本のチームに根強い国産の情報共有ツールにも、AIにつなぐMCPがあります。

  • Kibela MCP は、Kibelaのノート・フォルダ・コメントをAIから検索・作成できる公式ツールです。日本語サポートや国産であることを重視するチームに向きます。
  • esa MCP は、情報共有SaaS「esa.io」の公式ツール。記事の検索・作成・更新をAIに任せられます。スタートアップやIT企業でよく使われています。

どちらも公式ツールで、つなぐにはAPIキーの設定がひと手間必要です。

④ 個人のメモをAIの記憶にしたいなら → Obsidian

Obsidian MCP は、手元(パソコン内)に保存したメモをAIから操作できるツールです。「今日の議事録を保存して」「先週のメモをまとめて」がチャット一言で完了します。

クラウドのチームツールとは違い、自分のメモを"AIの記憶"として使いたい個人に向いています。

結局どう選ぶ?

選び方のコツ

  1. いま会社で使っているツールに合わせる のが基本(Notionを使っているならNotion、AtlassianならConfluence/Jira)。
  2. これから国産の社内wikiを選ぶなら Kibela / esa
  3. チームでなく 自分のメモをAIにつなぎたいなら Obsidian
  4. 迷ったら、まずは ログイン連携でやさしめのNotion から試すとつまずきにくいです。

ツールを複数つなぐこともできますが、最初はよく使う1つから始めるのがおすすめです。

共通の前提:アカウントと「つなぐ鍵」

どのツールも、そのサービスのアカウントが必要です。そして多くは「APIキー」――そのサービスがあなた用に出す「合言葉」のようなもの――を発行して設定します(Notionは例外で、ログイン連携で使えます)。

APIキーはパスワード同然

APIキーは秘密情報です。設定ファイルをそのままSNSやチャットに貼らないようにしてください。各ツールの具体的な発行手順は、それぞれの詳細ページに載せています。

実際に動かす手順の全体像は MCPを動かす基本ガイド も参考にしてください。

選ぶときの順番

会社で使っているツールを確認する

Notion / Atlassian / Kibela / esa のどれを使っているかで、選ぶMCPはほぼ決まります。

つなぐ手間を確認する

ログイン連携(Notion)か、APIキーの設定が必要か。最初の1つは手間が少ないものが成功体験につながります。

まず『読む・探す』から試す

いきなり書き換えさせるより、「探して」「要約して」から始めると安心して感覚をつかめます。

よくある質問

Q: NotionもConfluenceも使っています。両方つなげますか?

つなげます。ただ最初は、よく使う1つに絞ると設定がシンプルです。慣れてから増やしましょう。

Q: コミュニティ製(Confluence / Jira)は安全ですか?

コミュニティ製でも、作り手がはっきりしていて更新が続いているものは実用的です。「公式かどうか」より「続いているか・何にアクセスするか」で見るのがおすすめです(失敗しないツールの選び方)。

Q: 自分用のメモだけAIにつなぎたいです。

クラウドのチームツールではなく、手元に保存するメモを使いたいなら Obsidian が向いています。

まとめ

社内ドキュメントをAIにつなぐMCPは数が多く見えますが、選び方はシンプルです。いま会社で使っているツールに合わせる――これが基本。Notionに集約しているならNotion、AtlassianならConfluence/Jira、国産wikiならKibela/esa、個人のメモならObsidian。

まずはよく使う1つを、「探して」「要約して」あたりの軽い使い方から試してみてください。