設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop / Claude Code: Claude Desktop(公式デスクトップアプリ)と Claude Code(公式CLI)は同じ JSON を使います。Desktop は設定ファイルに貼り付け、Claude Code は `.mcp.json` に記述するか `claude mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": [
"mcp-remote@latest",
"https://127.0.0.1:27124/mcp/",
"--header",
"Authorization: Bearer <your-api-key>"
]
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ(`~/.cursor/mcp.json` に記述)
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"url": "https://127.0.0.1:27124/mcp/",
"headers": {
"Authorization": "Bearer <your-api-key>"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張(設定画面の MCP Servers から記述)
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": [
"mcp-remote@latest",
"https://127.0.0.1:27124/mcp/",
"--header",
"Authorization: Bearer <your-api-key>"
]
}
}
}
Gemini CLI: Google の AI CLI。設定形式は Claude Desktop と同じで、`~/.gemini/settings.json` の `mcpServers` に記述するか `gemini mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"obsidian": {
"command": "npx",
"args": [
"mcp-remote@latest",
"https://127.0.0.1:27124/mcp/",
"--header",
"Authorization: Bearer <your-api-key>"
]
}
}
}
OpenAI Codex: OpenAI の CLI/IDE。設定は TOML 形式で `~/.codex/config.toml` に記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
[mcp_servers.obsidian]
command = "npx"
args = ["mcp-remote@latest", "https://127.0.0.1:27124/mcp/", "--header", "Authorization: Bearer <your-api-key>"]VS Code: VS Code(GitHub Copilot のエージェント)。`mcp.json` の `servers` キーに記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
{
"servers": {
"obsidian": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": [
"mcp-remote@latest",
"https://127.0.0.1:27124/mcp/",
"--header",
"Authorization: Bearer <your-api-key>"
]
}
}
}※ Gemini CLI は Claude Desktop と同じ mcpServers 形式のため同一の JSON を表示しています。Codex / VS Code タブの設定は、上記 JSON を各公式スキーマ(Codex=~/.codex/config.toml の TOML 形式 / VS Code=mcp.json の servers キー)へ 自動変換した参考値です。貼り付け前にお使いのバージョンの公式ドキュメントもご確認ください。
Local REST API with MCP とは
Obsidian は、自分のパソコン上にノートを保存して使うノートアプリです。メモや議事録を Markdown 形式のテキストファイルとして手元に置き、ノート同士をリンクでつなげて整理できます。
Local REST API with MCP は、その Obsidian に入れて使うコミュニティプラグインです。もともとは Obsidian のノートを外部のプログラムから操作するためのプラグインでしたが、2026年5月公開の v4.0.0 で AI から接続できる MCP サーバーの機能が内蔵されました。プラグインを入れるだけで、Claude Code や Cursor から Obsidian のノートを読み書きできます。
これは公式提供ではなく、有志が作った非公式ツールです(Obsidian 社の製品ではなく、コミュニティプラグインの作者が公開しています)。
Local REST API with MCP × AI でできること
Obsidian を起動しておけば、ノートの読み書きを AI への一言で 済ませられます。
📝 ノートを保存
「今日の打ち合わせのメモを『議事録』フォルダに新しいノートとして保存して」
→ Vault にノートを作成
✏️ 見出しを指定して追記
「日報ノートの『今日やったこと』の見出しの下に1行追記して」
→ 見出し・ブロック・フロントマターを指定して書き足し
📖 開いているノートを読ませる
「いま Obsidian で開いているノートを要約して」
→ 表示中のノートを特定して内容を読み取り
🏷 整理状況を確認
「Vault 全体のタグを、使われている数の多い順に並べて」
→ タグと使用数の一覧を取得
提供される主なツール
配布版 v5.3.1(2026年9月28日公開)の README とソースで確認した 20 ツールです。
| ツール名 | 役割 |
|---|---|
vault_list | Vault 内のフォルダにあるファイル・サブフォルダの一覧 |
vault_read | ファイルの内容・フロントマター・タグ・更新情報の取得 |
vault_read_binary | 画像・PDF・音声など、文字でないファイルを読む(画像は縮小して AI が見られる形で返す) |
vault_write | ファイルの新規作成・上書き |
vault_append | ファイルの末尾に追記 |
vault_patch | 見出し・ブロック参照・フロントマターの項目を指定して部分的に編集 |
vault_delete | ファイルの削除(既定ではゴミ箱へ移動) |
vault_move | ファイルの移動・名前の変更 |
vault_copy | ファイルのコピー |
vault_get_download_url | ファイルを取り出すための、期限つきの URL を返す(API キー不要・ファイルの中身は会話を通らない) |
vault_get_upload_url | 手元のファイルを Vault に入れるための、1回だけ使える URL を返す(同じ名前のファイルは警告なしに上書き) |
vault_get_document_map | ファイル内の見出し・ブロック参照・フロントマター項目の一覧 |
active_file_get_path | いま Obsidian で開いているファイルの場所を取得 |
search_query | ノートのメタデータを条件式(JsonLogic)で検索 |
search_simple | Obsidian の検索機能による全文検索 |
tag_list | Vault 全体のタグと使用数の一覧 |
command_list | 登録されている Obsidian のコマンド一覧 |
command_execute | Obsidian のコマンドを ID で実行 |
open_file | ファイルを Obsidian の画面で開く |
events_get_listener_url | ノートの作成・フロントマターの変更・ファイルを開いた、などの出来事を受け取るための URL を返す |
Local REST API with MCP について
Local REST API with MCP は、Adam Coddington 氏(GitHub: coddingtonbear)が公開する Obsidian のコミュニティプラグインです。MCP サーバーは Obsidian の中で動くため、別のサーバーソフトを起動する必要がありません。接続は Streamable HTTP で、プラグインの設定画面に表示される API キーで認証します。
Obsidian 用の MCP サーバーには、このプラグインを前提に動く別のサーバーもあります。フォルダ単位で読み書きの範囲を絞りたい場合などは、有志製の Obsidian MCP Server も選択肢になります。
スペック
- 配布形態: Obsidian コミュニティプラグイン(Obsidian の設定画面から入れる)。現行版は v5.3.1(2026年9月28日)。5.2.0 以降を使ってください(下の注意事項)
- 接続先:
https://127.0.0.1:27124/mcp/(HTTP サーバーを有効にした場合はhttp://127.0.0.1:27123/mcp/) - 認証: プラグインの API キー(
Authorization: Bearerヘッダーで送る) - 提供元: コミュニティ実装(coddingtonbear/obsidian-local-rest-api)/ MIT
- 動作環境: Obsidian 1.13.1 以上のデスクトップ版
- 公式リポジトリ: github.com/coddingtonbear/obsidian-local-rest-api
導入手順
前提条件
- Obsidian のデスクトップ版(1.13.1 以上)
- Claude Desktop・Cline で使う場合は Node.js(
mcp-remoteをnpxで動かすため)
ステップ
- Obsidian の Settings > Community plugins > Browse で「Local REST API with MCP」を探してインストールし、有効にする
- Settings > Local REST API を開き、API キーをコピーする
- ページ上部のタブから使用環境を選び、設定をコピーする
<your-api-key>をコピーした API キーに置き換え、設定ファイルに追記して保存する(Claude Code はclaude mcp add --transport http obsidian https://127.0.0.1:27124/mcp/ --header "Authorization: Bearer <your-api-key>"でも追加できます)- Obsidian を起動した状態で、クライアントを再起動する
証明書のエラーで接続できない場合は、プラグインが案内している https://127.0.0.1:27124/obsidian-local-rest-api.crt の証明書を信頼させるか、設定画面で「Enable non-encrypted (HTTP) server」を有効にして、接続先を http://127.0.0.1:27123/mcp/ に変えてください。
注意事項
- 5.2.0 より前の版は使わないでください。 AI 用の書き込みツール
vault_writeで、Vault の外にファイルを書き込めてしまう不具合がありました(重大度「高」・GHSA-j9qv-qgpv-345g)。2026年9月21日公開の 5.2.0 で直っています。同じ版で、画像などの添付ファイルをvault_readで読んで書き戻すと壊れる問題も直っています。Obsidian のコミュニティプラグインの設定から、5.2.0 以降に更新してください vault_get_download_urlなどが返す URL は、期限が切れるまで、持っている人なら誰でも使えます。 ファイルそのものと同じように扱ってください(公式 README)- MCP サーバーは Obsidian の中で動きます。 AI から使うときは Obsidian を起動しておいてください
- HTTPS は自己署名の証明書です。 クライアントによっては証明書を信頼させる設定が必要です。HTTP サーバーは既定では無効で、プラグインは HTTPS での接続を前提にしています
- このサーバーをインターネットに公開しないでください。 プラグインの設定画面は、HTTP サーバーを有効にする場合も含めて、外部に公開することを推奨しないと明記しています
command_executeは Obsidian のコマンドをそのまま実行します。 入っているプラグインによっては取り消せない操作もあるため、AI に任せる範囲に注意してくださいvault_deleteは既定ではファイルをゴミ箱に移しますが、完全に削除する指定もできます。AI に削除を任せる前に、事前に確認する手順を挟むことをおすすめします- Vault 内の個人情報や機密情報を含むノートにも AI がアクセスできます。読み書きできるフォルダを絞る機能は README に書かれていないため、範囲を絞りたい場合は Obsidian MCP Server の設定を検討してください
主なユースケース
- 「今日の打ち合わせのメモを『議事録』フォルダに新しいノートとして保存して」と頼むと、AI が Vault にノートを作ってくれる
- 「日報ノートの『今日やったこと』の見出しの下に1行追記して」と、見出しを指定して書き足せる
- 「いま Obsidian で開いているノートを要約して」と、表示中のノートを AI に読ませられる
- 「Vault 全体のタグを使われている数の多い順に並べて」と、ノートの整理状況を確認できる
セットアップ・利用上の注意
- 認証プラグインの設定画面(Settings > Local REST API)に表示される API キーを、`Authorization: Bearer <API キー>` の形で送って認証します。
- 導入・前提接続先はパソコン内の Obsidian(`https://127.0.0.1:27124/mcp/`)です。プラグインは自己署名の証明書で HTTPS を提供するため、証明書を信頼させる必要がある場合があります。難しいときは、プラグイン設定の「Enable non-encrypted (HTTP) server」を有効にして `http://127.0.0.1:27123/mcp/` に接続する方法を、公式 README が案内しています。
- 補足デスクトップ版の Obsidian(macOS・Windows・Linux)専用のプラグインで、モバイル版では使えません。公式 README が設定手順を示しているのは Claude Code・Claude Desktop・Cursor です。Claude Desktop 欄は README の設定そのもの(`mcp-remote` 経由・Node.js が必要)、Cline 欄は同じ `mcp-remote` 経由の設定例です。Claude Code は `claude mcp add --transport http obsidian https://127.0.0.1:27124/mcp/ --header "Authorization: Bearer <your-api-key>"` で追加できます。