設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop / Claude Code: Claude Desktop(公式デスクトップアプリ)と Claude Code(公式CLI)は同じ JSON を使います。Desktop は設定ファイルに貼り付け、Claude Code は `.mcp.json` に記述するか `claude mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"anki-mcp": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@ankimcp/anki-mcp-server", "--stdio"],
"env": {
"ANKI_CONNECT_URL": "http://localhost:8765"
}
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ(`~/.cursor/mcp.json` に記述)
{
"mcpServers": {
"anki-mcp": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@ankimcp/anki-mcp-server", "--stdio"],
"env": {
"ANKI_CONNECT_URL": "http://localhost:8765"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張(設定画面の MCP Servers から記述)
{
"mcpServers": {
"anki-mcp": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@ankimcp/anki-mcp-server", "--stdio"],
"env": {
"ANKI_CONNECT_URL": "http://localhost:8765"
}
}
}
}
Gemini CLI: Google の AI CLI。設定形式は Claude Desktop と同じで、`~/.gemini/settings.json` の `mcpServers` に記述するか `gemini mcp add` で追加します。
{
"mcpServers": {
"anki-mcp": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@ankimcp/anki-mcp-server", "--stdio"],
"env": {
"ANKI_CONNECT_URL": "http://localhost:8765"
}
}
}
}
OpenAI Codex: OpenAI の CLI/IDE。設定は TOML 形式で `~/.codex/config.toml` に記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
[mcp_servers.anki-mcp]
command = "npx"
args = ["-y", "@ankimcp/anki-mcp-server", "--stdio"]
[mcp_servers.anki-mcp.env]
ANKI_CONNECT_URL = "http://localhost:8765"VS Code: VS Code(GitHub Copilot のエージェント)。`mcp.json` の `servers` キーに記述します(下記は左の JSON から自動変換した参考値です)。
{
"servers": {
"anki-mcp": {
"type": "stdio",
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@ankimcp/anki-mcp-server",
"--stdio"
],
"env": {
"ANKI_CONNECT_URL": "http://localhost:8765"
}
}
}
}※ Gemini CLI は Claude Desktop と同じ mcpServers 形式のため同一の JSON を表示しています。Codex / VS Code タブの設定は、上記 JSON を各公式スキーマ(Codex=~/.codex/config.toml の TOML 形式 / VS Code=mcp.json の servers キー)へ 自動変換した参考値です。貼り付け前にお使いのバージョンの公式ドキュメントもご確認ください。
Anki MCP Server とは
Anki は、覚えたいことをカードにして、忘れかけたころに出してくれる無料の暗記カードアプリです。語学の単語、資格試験の用語、医学の知識など、何度も繰り返して覚える勉強に使われています。答えられたかどうかで、次にそのカードを出す日を自動で決めてくれるのが特徴です。
Anki MCP Server は、その Anki を AI から操作するための仕組みです。AI にカードを作らせてそのまま Anki に追加したり、AI と会話しながら今日の復習を進めたりできます。
これは有志が作った非公式ツールです(Anki の開発元が作ったものではありません)。
Anki × AI でできること
AI だけでもカードの中身は作れますが、Anki に入れるには表計算ファイル(CSV)を作って手で取り込む必要がありました。この MCP サーバーを使うと、AI への一言で Anki に直接カードが入ります。
📝 カードをまとめて作る
「この英単語リストを『英単語』デッキのカードにして」
→ カードを作って Anki に追加
🔁 会話しながら復習する
「英単語デッキの今日の復習を手伝って」
→ 期限が来たカードを1枚ずつ出して、評価を記録
📊 勉強の成績を振り返る
「最近の復習の成績を教えて」
→ 定着の度合いや続けている日数をまとめる
🔎 カードを探す
「『宅建』タグで、間違えた回数が多いカードを探して」
→ 間違えた回数などで絞り込める Anki の検索で、苦手なカードを探す
提供される主なツール
ツールは全部で 53個あります(編集部が 2026年10月2日に版 0.26.0 で起動して確認)。主なものは次のとおりです。
| 分類 | ツール名 | 内容 |
|---|---|---|
| 復習 | get_due_cards | 復習の期限が来たカードを取得(デッキで絞れる) |
| 復習 | present_card / rate_card | カードの表面を出す/評価(Again・Hard・Good・Easy)を記録して次の復習日を決める |
| 復習 | sync | AnkiWeb と同期する |
| カード | addNote / addNotes | カードを1件/まとめて追加する(まとめては1回 100 ノートまで) |
| カード | findNotes / notesInfo | Anki の検索式でカードを探す/中身を読む |
| カード | updateNoteFields / deleteNotes | カードの中身を書き換える/削除する(削除は確認が必要) |
| デッキ | listDecks / createDeck / deckStats | デッキの一覧・作成・統計 |
| 成績 | collection_stats / review_stats | 全体の統計/復習の記録の分析(時間帯の傾向・定着率・続けている日数) |
| 画面 | guiAddCards / guiBrowse など11個 | Anki の画面(カード追加・ブラウザ)を開いて操作する |
ほかに、タグ・画像や音声などのファイル・カードの型(ノートタイプ)を扱うツールがあります。
Anki MCP Server について
Anki MCP Server(npm パッケージ名 @ankimcp/anki-mcp-server)は、有志の開発チーム(ankimcp)が公開している MCP サーバーです。Anki のアドオン AnkiConnect を通して、手元の Anki と AI をつなぎます。
スペック
- 配布形態: npm パッケージ(
@ankimcp/anki-mcp-server)/Claude Desktop 用の拡張機能ファイル(.mcpb)。Node.js 22.12 以上 - 認証: 不要(手元のパソコンの中だけでつながる)
- 提供元: コミュニティ実装(ankimcp/anki-mcp-server)/ MIT
- データの扱い: 利用状況の送信はしない、と公式に明記されています
- 公式リポジトリ: github.com/ankimcp/anki-mcp-server
導入手順
前提条件
- Anki(パソコン版)をインストール済み
- Node.js 22.12 以上(
.mcpbファイルで入れる場合を除く)
ステップ
- Anki を開き、メニューの「Tools」→「Add-ons」→「Get Add-ons...」(日本語表示の場合は同じ位置のメニュー)を選ぶ
- 「Code」の欄に
2055492159(AnkiConnect のコード)を入れて OK を押し、Anki を再起動する - ページ上部のタブから使用環境を選び、JSON 設定をコピー
- 設定ファイル(claude_desktop_config.json など)に追記して保存
- Anki を起動したまま、クライアントを再起動する
- 「Anki のデッキを一覧にして」と話しかけて確かめる
注意事項
- 使うあいだは Anki を起動しておく必要があります。 AI は起動中の Anki(AnkiConnect)とやり取りします。
- ツールが53個と多く、入れるだけで会話の容量を使います。 長い会話では、ほかの MCP サーバーを減らすと余裕が出ます。
- カードの中身の書き換えは、そのカードを Anki のブラウザで開いていると、エラーにならずに失敗します(AnkiConnect 側の制限と公式に明記)。書き換える前にブラウザを閉じるか、別のカードを表示してください。
- AI はカードの削除もできます。削除のツールは確認を求めますが、大事なデッキは事前にバックアップをとっておくと安心です。
- 公式 README には Beta(開発中で、機能が変わる可能性がある) と書かれています。
- AnkiConnect は GitHub のリポジトリが別の場所(sourcehut)に移っています。アドオンの入れ方(コード
2055492159)は移転先の説明と同じです。 - 作者は、Anki のアドオンとして入れる別の方法(Anki MCP Server Addon・AnkiWeb のコード
124672614・AGPL-3.0)も公式サイトで案内しています。AnkiConnect を使わず、Anki の中で MCP サーバーが動く方法で、Anki 25.02 以前には対応していません。このページでは npm 版の手順を紹介しています。 - 編集部はこのツールの起動とツール一覧までを確認しています。Anki 本体とつないだ動作は確認していません。
主なユースケース
- 「この英単語リストを『英単語』デッキのカードにして」と頼むと、AI がまとめてカードを作り Anki に追加する
- 「英単語デッキの今日の復習を手伝って」と言うと、AI が復習の期限が来たカードを1枚ずつ出し、答え合わせのあと4段階の評価(Again・Hard・Good・Easy)を記録する
- 「最近の復習の成績を教えて」と聞くと、AI が復習の記録から定着の度合いや続けている日数をまとめる
- 「『宅建』タグで、間違えた回数が多いカードを探して」と頼むと、Anki の検索式(例: `tag:宅建 prop:lapses>3`)で苦手なカードを絞り込める
セットアップ・利用上の注意
- リモート版・別の接続方法claude.ai(ブラウザ版)や ChatGPT など、ネット上の AI から手元の Anki につなぐ「トンネル」機能(`--tunnel`)もあります。この場合は作者が運営する中継サービス(tunnel.ankimcp.ai)を通り、ログインが必要です。
- 導入・前提Claude Desktop では、公式の Releases ページから `.mcpb` ファイル(拡張機能のファイル)をダウンロードし、設定の「Extensions」にドラッグ&ドロップする方法がいちばん簡単です(公式 README の推奨)。この場合、上の JSON 設定は要りません。