freee MCP Server
- 最終確認:
- 2026-05-25
- ライセンス:
- Apache-2.0
freeeとは
freee(フリー)は、確定申告・経費精算・給与計算などのバックオフィス業務をクラウド上でできるサービスです。個人事業主・中小企業を中心に、日本国内で広く使われています。
「請求書を発行する」「経費を仕訳する」「給与明細を作る」といった毎月の事務作業を、ブラウザだけで完結できます。会計の知識がなくても使えるよう、自動仕訳や勘定科目の提案機能が組み込まれています。
freee × AI でできること
このMCPサーバーを導入すると、freeeのデータをAIへの一言で操作できます。
📊 集計する
「今月の経費を勘定科目別に集計して、先月との差分も教えて」
→ freeeから仕訳データを取得して科目別レポート生成
🔍 確認する
「未入金の請求書一覧と合計金額を教えて。期限が今週中のものはハイライトして」
→ 請求書ステータス・金額・先方名・期限を一覧表示
🧾 作成する
「○○商事への請求書を作成して、内訳は前回と同じで」
→ 請求書をfreee内にドラフト作成
📈 振り返る
「先月の残業時間トップ5の従業員と残業代合計を教えて」
→ 勤怠・給与データから集計して返答
請求書の送付について: freee-mcp が提供するのは
freee_api_get/freee_api_post等の汎用HTTPツールです。取引先への実際のメール送付・郵送(partner_sending_method)はAPI経由でも可能ですが、運用上の確実性のため、作成はAIに任せ送付操作は freee UI で行うフローを推奨します。
提供される主なツール
| ツール | 機能 |
|---|---|
freee_authenticate | OAuth 認証を実行(API 操作の前に必須) |
freee_set_current_company | 操作対象の事業所(会社)を選択 |
freee_api_get | 取引・請求書・経費などのデータを取得 |
freee_api_post | 取引・請求書・経費などを新規作成 |
freee_api_put | 既存データの内容を全体更新 |
freee_api_delete | データの削除 |
freee_api_patch | 既存データの一部だけ更新 |
freee_api_list_paths | freee API で操作可能な機能の一覧表示 |
上記の API 操作系に加え、認証・事業所選択・認証状態の確認などの管理系ツールを含め全 15 ツールが提供されます。freee で利用可能な機能のみが呼び出されるよう、自動でチェックされます。
freee MCP Server について
freee MCP Server は、freee 株式会社が公式に開発・公開している MCP サーバーです。freee 会計・freee 人事労務の API を AI エージェントと接続し、バックオフィス業務の自動化を実現します。
月次決算・給与計算・経費精算など、毎月定型的に行っている作業を、AI への指示で完結できるようになります。
スペック
- 配布形態: npm パッケージ
freee-mcp(Node.js) - 認証: OAuth 2.0 + PKCE(freee Developers でアプリ登録 → Client ID + Secret)
- 提供元: freee 株式会社(公式)
- 対応範囲: freee 会計 / freee 人事労務 API(仕訳・請求書・経費・給与・取引先など)
- 接続方式: ローカル接続(npm パッケージ)に加え、公式のリモート MCP(
https://mcp.freee.co.jp/mcp)への接続にも対応(公式は後者を推奨)
導入手順
1. freee APIアプリケーションの作成
freee Developers でAPIアプリケーションを登録し、クライアントIDとシークレットを取得してください。
2. 会社IDの確認
freee管理画面の設定からCOMPANY_IDを確認してください。
3. 設定ファイルへの追記
Claude Desktop の claude_desktop_config.json に設定を追加します(上記の設定例を参照)。
注意事項
- freee APIは有償プランで利用可能な機能に差があります。プラン内容を事前に確認してください。
- 財務データへのAIアクセスは社内のセキュリティポリシーを確認のうえ運用してください。
- 税務・会計処理の最終判断は公認会計士・税理士に確認してください。
関連 MCP(バックオフィス業務での使い分け)
freee MCP Server は、会計・経費・給与・確定申告までを 1 つでカバーする日本のクラウド会計を AI から操作したいときに適した MCP です。周辺のバックオフィス業務は次の MCP と組み合わせると、経理フロー全体を自動化できます。
| 用途 | 適した MCP |
|---|---|
| 会計+給与・人事労務までまとめて AI に任せる | freee MCP Server(本ページ) |
| 会計・仕訳中心に「自分のお金の管理」感覚で使う(日本のクラウド会計) | マネーフォワード クラウド会計MCPサーバー |
| オンライン決済を処理し、その入金を会計に繋ぐ | Stripe MCP Server |
決済は Stripe、記帳・給与・確定申告は freee、というように役割ごとに MCP を組み合わせると、AI が扱えるバックオフィス業務の範囲を無理なく広げられます。
設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop: Anthropic 公式のデスクトップ版 Claude アプリ
{
"mcpServers": {
"freee": {
"command": "npx",
"args": ["freee-mcp"],
"env": {
"FREEE_CLIENT_ID": "<YOUR_CLIENT_ID>",
"FREEE_CLIENT_SECRET": "<YOUR_CLIENT_SECRET>"
}
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ
{
"mcpServers": {
"freee": {
"command": "npx",
"args": ["freee-mcp"],
"env": {
"FREEE_CLIENT_ID": "<YOUR_CLIENT_ID>",
"FREEE_CLIENT_SECRET": "<YOUR_CLIENT_SECRET>"
}
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張
{
"mcpServers": {
"freee": {
"command": "npx",
"args": ["freee-mcp"],
"env": {
"FREEE_CLIENT_ID": "<YOUR_CLIENT_ID>",
"FREEE_CLIENT_SECRET": "<YOUR_CLIENT_SECRET>"
}
}
}
}
主なユースケース
- 「今月の経費を科目別に集計して」と聞くだけで freee から最新データを取得しレポートを生成する
- 請求書の作成をAIに指示するだけで下書きまで完了させる(取引先への実送付はfreee UIで別途実施)
- 「今月の給与明細を全員分出して」と指示するだけで給与データを取得・確認する
- 確定申告や月次決算に向けて、収支データを科目別に集計・整理する
プラットフォーム別の注意事項
- Windows:PowerShellでfreeeの認証情報を環境変数に設定してください。
- プロキシ環境:社内プロキシ環境ではHTTPS_PROXY環境変数の設定が必要な場合があります。