Vercel MCP Server
- 最終確認:
- 2026-05-25
- ライセンス:
- Proprietary(Vercel 公式ホスト)
Vercel とは
Vercel は、Web サイトやアプリを公開するための場所として最も人気のサービスです。コードを GitHub に push するだけで自動的に公開先の URL が生まれ、独自ドメインも数クリックで設定できる手軽さで、個人開発者から大手企業まで広く使われています。
Next.js(Vercel 社が開発するフレームワーク)と組み合わせて使われることが多く、**「Next.js で作って Vercel で公開」**は近年の Web 開発の定番パターンの一つです。プレビュー URL の自動生成・環境変数管理・ビルドログ・解析(Analytics)など、Web サイトの運用に必要な機能が一通り揃っています。
Vercel × AI でできること
この MCP サーバーを導入すると、Vercel の運用作業を AI への一言で実行できます。
🚀 デプロイ
「main ブランチの最新コードをデプロイして」
→ Vercel API 経由でデプロイ実行
🔍 ビルド失敗を解析
「最新のビルドが失敗している原因を調べて」
→ ビルドログ取得 + エラー解析 + 修正案
🔗 プレビュー URL を取得
「最新のプレビューデプロイの URL を教えて」
→ デプロイ一覧からプレビュー URL を取得
📊 ランタイムログを調査
「直近のランタイムログからエラーを抽出して原因を教えて」
→ 関数のログを環境・レベル・時間で絞り込み取得
提供される主なツール
Vercel MCP Server が公式に提供するツール(公式ドキュメント明記範囲):
| 機能カテゴリ | 内容(主なツール) |
|---|---|
| プロジェクト | チーム一覧(list_teams)/ プロジェクト一覧(list_projects)/ 詳細取得(get_project) |
| デプロイ | デプロイ実行(deploy_to_vercel)/ デプロイ一覧(list_deployments)/ 詳細取得(get_deployment) |
| ログ | ビルドログ取得(get_deployment_build_logs)/ ランタイムログ取得(get_runtime_logs) |
| ドメイン | 空き状況・価格確認(check_domain_availability_and_price)/ 購入(buy_domain) |
| ドキュメント | Vercel 公式ドキュメント検索(search_documentation) |
| アクセス | 保護デプロイの共有リンク発行 / コンテンツ取得(get_access_to_vercel_url / web_fetch_vercel_url) |
| Toolbar コメント | コメントスレッドの一覧・取得・返信・解決状態変更・リアクション |
| CLI 連携 | Vercel CLI コマンドの実行(use_vercel_cli) |
注: 環境変数の操作・デプロイのロールバック専用ツールは提供されていません(2026-02 時点の公式ツール一覧に基づく)。最新の一覧は公式ドキュメント でご確認ください。
Vercel MCP Server について
Vercel MCP Server は、Vercel 社が公式に提供するリモート型 MCP サーバーです。Vercel API を経由して、AI エージェントからデプロイ実行・ビルドログ取得・環境変数確認・ドメイン管理などを実行できます。
エンドポイント https://mcp.vercel.com に接続するリモート型 MCPのため、ローカル npm インストールは不要です。OAuth 認証で接続するため API トークンの管理も不要で、Linear MCP・Supabase MCP と同じく「公式が運用するリモート MCP」のモダンな構成を採用しています。
スペック
- 配布形態: リモート型 MCP サーバー(Vercel 管理)
- エンドポイント:
https://mcp.vercel.com - 認証: OAuth(ブラウザ)/ API トークン不要
- 提供元: Vercel 社(公式)/ Proprietary(公式ホスト)
- 対応範囲: プロジェクト / デプロイ / ビルド・ランタイムログ / ドメイン / ドキュメント検索等
- 公式ドキュメント: vercel.com/docs/agent-resources/vercel-mcp
導入手順
前提条件
- Node.js 18 以上(
mcp-remoteブリッジ経由の場合) - Vercel アカウント(OAuth 認証のため、API トークンは不要)
ステップ
- ページ上部のタブから使用環境(Claude Desktop / Cursor / Cline)を選択し、JSON 設定をコピー
- コピーした JSON を設定ファイル(claude_desktop_config.json など)に追記して保存
- クライアントを再起動
- 初回接続時にブラウザが開くので、Vercel アカウントでログインして認証を完了
注意事項
- Vercel MCP は OAuth を使用するため、API トークンの管理は不要です。認証は Vercel アカウントへの OAuth ログインで完結します。
- AI クライアントには Vercel アカウントと同等の権限が付与されます。デプロイの実行は本番環境に即座に反映されるため、AI 実行前に確認を求めるよう設定することを推奨します。
- 2026 年 2 月時点で Beta 提供中です。Claude Desktop での利用には Pro / Max / Team / Enterprise プランが必要な場合があります(設定 > コネクタ経由)。標準 JSON 設定では
mcp-remoteパッケージを経由して接続します。 - リモート MCP のため、本サービスへの接続にはインターネットが必要です。
設定方法
MCP は、お使いの対応アプリ(クライアント)に下記の設定を貼り付けて使います。 タブからアプリを選び、表示された設定をコピーしてください。
Claude Desktop: Anthropic 公式のデスクトップ版 Claude アプリ
{
"mcpServers": {
"vercel": {
"command": "npx",
"args": ["mcp-remote", "https://mcp.vercel.com"]
}
}
}
Cursor: AI 機能を内蔵したコードエディタ
{
"mcpServers": {
"vercel": {
"url": "https://mcp.vercel.com"
}
}
}
Cline: VS Code に追加する AI アシスタント拡張
{
"mcpServers": {
"vercel": {
"command": "npx",
"args": ["mcp-remote", "https://mcp.vercel.com"]
}
}
}
主なユースケース
- 「main ブランチの最新コードをデプロイして」と頼むだけで Vercel へのデプロイが完了するため、コンソールを開く手間がなくなる
- ビルドが失敗したときに「ビルドログを確認してエラーの原因と修正方法を教えて」と頼むと、AI が即座に解析してくれる
- 「最新のプレビューデプロイの URL を教えて」と頼めば、レビュー依頼に使う URL をすぐ取得できる
- 本番でエラーが出たとき「直近のランタイムログからエラーを抽出して原因を教えて」と頼めば、関数のログを横断して調査できる
プラットフォーム別の注意事項
- Windows:初回接続時にブラウザが開き、Vercel アカウントへの OAuth 認証が求められます。API トークンは不要です。
- プロキシ環境:社内プロキシ環境では `HTTPS_PROXY` 環境変数を設定してください。