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低気圧の頭痛、来る日が先にわかれば備えられる──AIと気圧データではじめる天気痛セルフケア

· Plugy編集部

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目次

こんな経験、ありませんか?

雨が降る前の日や、台風が近づいてくる頃に、決まって体調が崩れる。

天気が崩れる前って、なんで体が重くなるんだろう。気のせいかな……?

頭が重い、だるい、古傷が痛む。こうした「天気痛・気象病」と呼ばれる不調は、気圧の変化と関係していると言われます。でも厄介なのは、不調が来てから「ああ、天気のせいか」と後から気づくこと。先に分かっていれば、無理な予定を入れない・早めに休むといった備えができるのに、というのが本当の困りごとです。

この記事では、気象庁が公開している気圧などのデータを AIに読ませて、「気圧と体調の波」を自分で見える化する 方法を紹介します。使うのは、気象庁の公開データにつながる無料のMCPひとつだけです。

この記事でできること・できないこと

最寄りの主要観測所の気圧の動きと、これから7日間の天気を、AIにまとめてもらえます。それを自分の体調メモと突き合わせることで、「自分はどんな天気のときに不調が出やすいか」というクセが見えてきます。

先に正直にお伝えします(できないこと)

この無料データには、未来の気圧の「数値」予報は含まれていません。取れるのは「過去〜現在の気圧の動き」と「7日先までの天気予報」です。そのため、気圧を分単位で予測する専用アプリと同じことはできません。この記事は、①過去の気圧と体調を見比べて自分のパターンをつかむ ②天気予報の「崩れる日」を気圧が下がりやすい注意日として先読みする、という現実的な使い方を紹介するものです。

MCPの基本から知りたい方へ

MCPって何?という方は、先に「MCPとは?」と「MCPを動かす基本ガイド」をご覧ください。

使うデータ(気象庁・無料・登録不要)

ツール役割何が取れる
JMA Data MCP(気象庁データ)気圧と天気最寄り主要観測所の気圧・気温・湿度・風の推移、都道府県の7日間予報

気象庁の公開データが情報源で、AIが数字を作るのではなく、公的データを取りに行って整理するのがポイントです。APIキーも契約も不要で、入れたその日から使えます。

このツールについて

これは気象庁の公式ツールではなく、有志が作った非公式ツールです(無料・登録不要で使えます)。編集部が実際に動かして、気圧や天気のデータが取れることを確認しています。

仕組みの全体像

1
気象庁データ

公開データを取得

最寄り主要観測所の気圧の推移 + 都道府県の7日間予報

2
AI(Claude)

気圧の動きを要約

崩れる日を「気圧が下がりやすい注意日」として整理

3
あなた

体調メモと照合

「どんな天気で不調が出るか」のパターンが見える

気圧データを引くのはMCP、読んで整理するのがAI

下準備:気象庁データのMCPを用意する

設定はシンプルです

このツールは APIキーの取得も契約もいりませんuvx という仕組みで動く形式で、設定ファイルに数行を追記するだけです。正確な手順は詳細ページにまとめてあります。

ここから先は、このMCPが使える状態になっている前提で進めます。

ステップ①:気圧の流れを見る

まずは、最近の気圧がどう動いているかをAIに要約してもらいます。

プロンプト例

私の住んでいる○○市の最寄りの主要観測所で、
過去24時間の気圧の推移を1時間ごとに調べて、
「上がり気味か・下がり気味か」をわかりやすくまとめてください。
気圧が大きく下がったタイミングがあれば教えてください。

AIが最寄りの主要観測所(気圧を観測している観測所)を選んで、気圧の推移を取得します。たとえば編集部が東京で試したときは、夜にかけて 気圧が約1004hPaから1000hPa前後へ少しずつ下がっていく流れ が読み取れました。

気圧が取れる観測所について

気圧は、各地の 主要な観測所 で観測されています。お住まいのすぐ近くの観測所が気圧を測っていない場合もあるので、「気圧が取れる近くの観測所で」とAIに添えると、適切な観測所を選んでくれます。

ステップ②:7日予報で「気圧が下がりやすい注意日」を先読みする

未来の気圧の数値は出ませんが、天気予報の「崩れる日」は、気圧が下がりやすいサインとして使えます。低気圧や前線が近づくと天気が崩れ、気圧も下がりやすいからです。

プロンプト例

○○県の今週7日間の天気予報を取得して、
「雨・くもりで天気が崩れる日」を教えてください。
その日は気圧が下がりやすい注意日として、カレンダー風にまとめてください。

天気予報を取得して、崩れる日を一覧にしてくれます。たとえば「今日の夜から明け方は雨で崩れ気味」といった情報から、不調が出やすい日を 前もって心づもりしておく ことができます。予定の入れ方や、早めに休む判断の材料になります。

ステップ③:体調メモと突き合わせて「自分のパターン」をつかむ

ここがこの記事の本題です。気圧のデータは、自分の体調の記録と並べて初めて意味を持ちます

数日〜数週間、「その日の体調(頭痛・だるさの有無や強さ)」を簡単にメモしておき、気圧の動きと見比べてみてください。

プロンプト例

私の体調メモを渡します。
6/5 頭痛あり / 6/6 平気 / 6/7 だるい / 6/8 頭痛強い

この期間の気圧の推移を調べて、私の不調の日と
気圧の動き(下がったタイミングなど)に重なりがあるか、
気づいたことをまとめてください。

出てくるのは「断定」ではなく「自分用のヒント」です

気圧と体調の関係には 個人差 があり、すべての不調が気圧で説明できるわけではありません。ここで見えるのは医学的な結論ではなく、あなた自身の記録から見える傾向のヒントです。「自分はこういう天気のときに崩れやすいかも」という気づきを、無理のない範囲のセルフケアに役立ててください。

【番外編】同じデータで「釣り」の前日チェック

気圧・風・天気のデータは、天候に左右される趣味にもそのまま応用できます。代表が釣りです。気圧の変化は魚の活性と関係があると言われ、風と波は安全に直結します。

プロンプト例

○○県の明日の天気予報(天気・風・波の高さ)と、
最寄り主要観測所の気圧の流れを取得して、
釣りに行くかどうかの判断材料を、わかりやすくまとめてください。

都道府県予報には、海沿いのエリアなら 波の高さ(例:東京地方で「0.5メートル」など)も含まれます。気圧の流れ・風・波・天気を一度にまとめてもらえば、前日の下調べが一言で終わります

釣りで使うときの大事な前提

気象庁のこのデータは、潮の満ち引き(潮汐)や、特定の堤防・磯といったピンポイントの地点情報は対象外です。波の高さも海域単位のおおまかな値です。本格的に釣行を計画するときは、潮汐表や専門の釣り・波予報サービスを必ず併用してください。そして海の安全に関わる判断は、気象庁の警報・注意報と現地の状況を最優先してください。

使うときの大事な前提(重要)

この記事は医療アドバイスではありません

  • この記事は、公開された気象データをAIで整理して、自分の体調と見比べる「手順」を紹介するものです。診断や治療を目的とするものではありません。
  • 気圧と体調の関係には個人差があり、症状がつらい・続く場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。
  • 気象庁の観測値は 約30〜40分の遅れ があり、取れる過去データは概ね1〜2週間以内、予報は7日先までです。リアルタイム性や正確さが命に関わる場面には使わないでください。
  • 釣りなど屋外の安全判断は、完全にご自身の責任で、気象庁の警報・注意報と現地の状況を優先して行ってください。
  • このデータの出典は 気象庁 です。取得した情報を二次利用・公開する場合は、気象庁の利用規約に従い「出典:気象庁」と明記してください。また、加工した予報を第三者へ提供する用途には、別途の許可が必要になる場合があります(個人での利用は対象外です)。

まとめ

気象庁の無料データをAIに読ませて、気圧と自分の体調の波を見える化する方法を紹介しました。

やりたいこと使うデータ
気圧の動きを把握するJMA Data MCP(気象庁データ) の気圧推移
崩れる日を先読みする同MCPの7日間予報
自分のパターンをつかむ体調メモ × 気圧の照合(AIにお任せ)

天気のせいで後手に回っていた体調管理が、「来そうだから備えておこう」と先回りできるようになります。同じデータは釣りなど屋外の趣味の下調べにも使えます。まずは数日、気圧と体調を並べて眺めることから始めてみてください。


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